2012年10月5日金曜日

三井ハイテックの特許庁公開発明



弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
金型技術で海外売上高比率半ば以上の三井ハイテック株(東証1)が年初来高値を更新して518円に達し、4月安値440円の17.7%高に及んだ。「三井ハイテック」という社名からは、三井グループかと連想するが、沿革は全く関係なく、創業者・三井孝昭氏(2006-07逝去)1949年に、福岡県八幡市で金型製造販売業を創業。1950年、自社製平面研削盤1号機を製作。1954年、熱処理後研削仕上げ金型1号機を納入、1966年に米国に事務所開設、以後、「金型技術に強みを発揮し、ICリードフレーム最大手級。海外生産化推進。IC加工組立加工も」と特色付けられ(会社四季報)、「リードフレームは、台湾生産移管によるコスト減やミックス改善が想定超。納入先の増産やハイブリッド車種拡充追い風に。利益柱のモータコアと金型伸長。増益幅拡大」()と高評価されている。
佐成重範弁理士所見→三井ハイテックの研究開発は勿論活発で、特許庁公開発明の最近事例を見ても、
1.     発明の名称「積層鉄心の製造方法および積層鉄心」(特許庁公開日2012-09-06)→巻積層鉄心の軸方向両端麺の段差部の問題を解決し、高品質なロータまたはステータとして使用できる積層鉄心の製造方法および積層鉄心を提供する。
2.     発明の名称「固定子積層鉄心の製造方法およびそれを用いて製造した固定子積層鉄心」(特許庁公開日2012-09-06)→帯状材料から材料歩留り良く製造することが可能な固定子積層鉄心の製造方法およびそれを用いて製造した固定子積層鉄心を提供する。などが、モータコアの伸長とそのコスト合理化の見地から注目される。
(訂正のご要求は sanaripat@gmail.com にメール下さい)

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