2012年6月30日土曜日

パナソニック、セグメント別状況

パナソニックは「未来を見据え、力強い再スタート」


今次大幅純損失は、事業構造改革費用計上などから

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

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パナソニック関連のマスコミは連日活発だが、今次報告でパナソニック自身の公式言明(SANARI PATENT要約)を見て、今後の再発展に期待しよう。

1. 2012-03期は、テレビや半導体などの課題事業を中心に、業績が急速に悪化した。この状況のもとで、固定費圧縮や構造転換・スリム化などを思い切って踏み込んでいった結果、パナソニックは過去最大の損失を計上するに至った。

2. パナソニックの中期経営計画「Green Transformation 2012」の数値目標も未達の見通しとなり、衷心よりお詫びする。

3. しかし、これまでの取組により、創業100周年ビジョン「エレクトロニクスNo.1の環境革新企業」実現の基盤を築き得た。大規模な構造改革によって、収益圧迫要因も排除した。

4. 2013-03期は、パナソニックにとって極めて重要な年である。かってないほど大きな危機に直面すると同時に、新たな可能性を得ている。厳しい経営環境が続くが、未来を見据えて課題解決に取組み、力強い再スタートを切る。

5. セグメント別には、

5-1 AVCネットワークス→売上高前期比21%減←ノートパソコンはラインアップ強化で売上高増したが、薄型テレビの売上高は、円高や、国内の地デジ移行後需要減で、売上高減。

5-2 システムコミュニケーヨンズ→10%減←家庭ドアホンや業務ネットワークカメラは売上高増したが、中国で小型複合機、国内でハンディ端末が売上高減。

5-3 アプライアンス→3%増←洗濯機・電子レンジ・エコナビ・エネファーム(燃料電池)が堅調

5-4 エコソリューションズ→全体で同水準←LEDが好調、在来照明は減、全自動トイレや耐震工法も新式好調

5-5 オートモティブシステムズ→7%増←ハイブリッドカー向け車載デバイスが好調

5-6 エナジー→3%減←太陽光発電システム堅調、リチウムイオン電池は車載用堅調だが、主力の民生用厳しい。

5-7 デバイス→16%減←需要増・需要減の製品が混在

5-8 その他→18%減←パナホーム増、ヘルスケア減。

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