角川グル-プのトランスフォーメーション
日本の出版インフラは世界一激しい競争へ
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
C Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog
R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat
Twitter http://twitter.com/sanaripat
角川グル-プの今次報告は、角川歴彦会長の「角川グル-プのトランスフォーメーション」と題するメッセージを冒頭に掲げたが、角川歴彦氏は、10年余前に内閣知財戦略本部が発足以来、その本部員として、コンテンツ分野の知財戦略策定を主導して今日に至っているので、メッセージにも殊更、重厚さが感じられる。先日の株主総会のは佐成重範弁理士も出席したが、当日は当然、臨席されながらも、発言・応答は全て社長ほかに委ねられたので、後進育成の実を示されていると思い、佐成重範弁理士としては「米国著作権のFair Use規定のわが国著作権法への導入」「角川グル-プにおける電子出版に対する取組」の2点については、角川歴彦会長の質したかったのだが、遠慮してしまった。
上記メッセージは次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
1. スマホやスマパなど、複数の情報端末を自由に使いこなすデジタルネィティブがユ-ザ-の中核になりつつある21世紀において、IT技術のイノベーションは、既存の企業の経営能力を上回り、ユ-ザ-とのミスマッチが深刻な問題として浮上してきた。
2. 角川グル-プも、厳しい環境変化に直面し、21世紀型の組織から、デジタルネット時代に相応しい戦闘体制に変わる「トランスフォーメーション」の時期に際会した。
3. この「トランスフォーメーション」は、今年1月のダボス会議での主要テーマでもあった。それは、メガコンテンツ(アプリ)パブリッシャーとして、出版を核としつつ、映像からソーシャルゲームまで、あらゆるコンテンツを創造ビジネスと共に、自らもプラットフォーマとして世界を代表するITや通信事業者と協業するという壮大な実験でもある。
4. 例えばドコモとは、アニメコンテンツをモバイルで楽しむ新事業「ドコモアニメストア」を、来月開始する。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム