2012年5月4日金曜日

例えばZOZOTOWNに、高島屋ほどう対応するか

高島屋は、リスクテイクするチャレンジングな意識風土へ


弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

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高島屋の総会招集通知が届いた。4月の百貨店売上高は若干持ち直したようだが、高島屋も2012-02期では前期比増収を果たせず、しかし、増益体制の構築は進んだようだ。高島屋も三越も、カタログ販売の食品内容は充実しており、新製品や味覚向上にも感心するが、全体として、流通業界における存在価値をどのように確立すべきか、熟考が続くと思われる。

高島屋が今次、対処すべき課題として掲げた内容(SANARI PATENT要約)は、

1. 積極的にリスクテイクするチャレンジングな意識風土への改革に取組み、国内百貨店の営業力強化、グル-プ一体経営の促進、アジア事業の拡大の3点を軸とする。

2. 国内百貨店事業では、販売をすべての仕事の原点とし、顧客ニーズに応える取組みを一層強化し、新たな品揃えに積極的にチャレンジする(SANARI PATENT考察: 原文は、「品切れ防止など、基本的な品揃えの精度向上に取組んでまいります」と続くが、あまりにも当たり前)。

3. 商品政策は、商品群ごとのディビジョンの枠を超えて、ライフスタイルを提案する。また、時代性・社会性を踏まえた商品展開を強化する。

4. 海外では、タカシマヤシンガポールにおいて、堅調な同国内消費を拝啓い営業力強化に取組み、更に本年は、中国上海市では、現地富裕層や外国人駐在員居住地域に出店する。ベトナムなどにも出店計画を進める。

5. クロスメディア事業(SANARI PATENT考察: カタログ販売やネット販売が店舗販売と関連するので、クロスメディアと称しているようだ)では、ネットビジネスにおいて、新たなビジネスチャンスにチャレンジする。

佐成重範弁理士所見→文化催しも強調しているが、渋谷ヒカリエのように、更に高度化した文化催しと商品販売のシナジー形態も続出するから、在来同様でないチャレンジが望まれる。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)

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