2012年4月2日月曜日

国内のイトーキブランドに捉われない海外ブランドで現地メーカーと提携

↓イトーキの機能美と実益


弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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「オフィス家具大手」で「創業122年」という枕詞が付くイトーキには、地味・堅実のイメージが強かったが、ビジネスの内容も態様も先端ITC化し、ビルの構造もスマートビル化して、総体としての高度情報システムを構築するに至っているから、イトーキ創出の「ローリングプラン」を逐年刷新しても猶、年度内改訂を要する高速イノベーションの世界である。また、イノベーションの中身が、人間工学、保健技術によるビジネス機能の発揮と感性の満足による顧客関係の発達など、人的機能美の新たな知見に基くものであるから、「座る人を選ばない個性派シンプルスタイルのイトーキブランド「フルゴチェア」(fulgo)(SANARI PATENT考察:「人を選ばない」と「個性派」の融合に注目)、更には、イトーキ初の海外ブランド「joyten」が、各国域のニーズ特性に即応する 
価格・機能・デザインの総合設計に成ることも、容易に理解できる。
イトーキ知財の結集を一層高度化したのが、「instate」、トータルワークステーションシステムで、イトーキは次のように解説している。「instateは、4つの思考モードを起動する、トータルワークステーションシステムである。創造性を高めるオフィス作りのためにイトーキが提唱するクリエイティブスタイル「trans.」は、「個人と組織」「発散思考と収束思考」という二つの軸が生み出す4つの思考モードに着目して空間を構成するものである(SANARI PATENT要約)。」
具体的に、エフチェア(引用写真↑)については、「上部に行くにつれて幅が細くなる独特の脊もたれは、執務時の上半身の多様な動きを妨げず、毎日の自由な動きをサポートする」「貝を思わせる美しい縦リブ構造は、脊中から腰を最適なフィット感でしっかりホールドする快適設計になっており、リブの溝に沿った空気の流れで、心地よい体感温度を作りだす」(SANARI PATENT要約)と、流体力学の知見を窺わせる。
佐成重範弁理士所見→これらに対する需要者の評価は、今次報告の増収(前期比10.6%増)と経常利益増(同2.5倍)に、数字で示された。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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