2012年4月1日日曜日

多様化する小麦粉食文化と米食文化の悦楽と健康を演出する山崎製パン









←山崎製パン飯島社長
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
C Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog
R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat
Twitter http://twitter.com/sanaripat
山崎製パンの決算報告が届いた。冒頭の飯島延浩社長(引用写真↑)の挨拶に、大震災時には「お握り807万個等をお届し」とあって、「ご飯も?」と思うが、山崎製パンの調理パン・米飯類部門では明太子・さけ・海老などの「お握り」も、多様なお弁当も豊富、製菓・米菓・その他商品類部門にサラダ煎餅など、ご飯系も大活躍している。
日経業界地図2012の「パン業界」では、売上高ランキングの1位山崎製パン、2位・敷島製パン、3位フジパンだが、山崎製パンの売上高9282億円は2010-12期で、2011-12期は9530億円、前期比2.2%増、営業利益320億円で11.6%増。輸入小麦の政府売渡価格が2011-04に平均18%引き上げられたなど、事業環境の厳しさにも関わらず、経営努力が奏功しているが、山崎製パンのビジネス戦略について佐成重範弁理士が特に注目するのは、下記の諸点である。
1. 大震災時には、原材料・電力供給事情に即応して製品品種を1800品から164品に大幅絞り込みし、爾後、一部製品の価格改訂と共に、技術革新による製品品質の向上と新製品開発に取組み、値頃感(SANARI PATENT考察:これが現在、品質評価との対応において最も重要な消費者行動要因になっているようだ)のある製品や付加価値の高い製品を積極的に提供し、一方、地域別、業態別にキメ細かな製品対応を実施して、ヤマザキブランドを高揚している。
2. 食パンについて、新発売の「モーニングスター」を活用し、低価格帯の販売を強化すると共に、中間価格帯の新ブランド「ロイヤルブレッド」を発売し、フル価格帯の製品戦略を推進している。
3. 菓子パンでは、手作り感ある菓子パンや「カレーパン」などのドーナツが伸長(SANARI PATENT注:オールドボーイには、カレーとドーナツが馴染まないが珍しくて)。
4. その他、「北海道チーズ蒸しケーキ」「ホットケーキサンド」「大きなツインシュー」「自由型ランチパック」など、総合知財的製品が高評価されている。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム