2012年1月13日金曜日

スマートテレビが実用段階に:サムスン、GoogleTVなど



弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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世界テレビ受像機市場でシェアを急速に高めた韓国メーカー(WBS写真↑)が、今次世界家電ショーども「スマートテレビ」を展示し、GoogleTVなどと共に、の機能が追求される趨勢となった。スマートテレビは、一般的に「パソコン機能を有するテレビ」と理解され、スマホが「パソコン機能を有するケータイ」と理解されているのに対応するというのがSANARI PATENTとしての簡明な解釈である。
一方、Yahoo Japan(2012-01-10)は、「サムスン製スマートテレビ、マルチタスクやビデオ会議に対応へ」と題して次のように報じた(SANARI PATENT要約)。
1. サムスンは、「2o12年の同社「フラッグシップ」は、テレビ番組とアプリケーションを簡単に切り替えられるようになる」と発表した。
2. Samsung Electronics AmericaのTim Baxter社長は、「サムスン製スマートテレビは、「Angry Birds」のon demandアニメチャンネルを提供する最初のテレビとなる」と語った。また同社長は、「サムスンのは、Dual Core Processorにより、マルチタスクに対応する。アプリを終了して別のアプリを起動し直す必要なく、単にアプリを切り替えることができる」と述べた。
3. 同社長はまた、「サムスンのスマートテレビには「Smart Media Hub」を追加する。これによってひとつのメディア端末に置いたコンテンツを、全てのサムスン製端末で視聴できる」と述べた。更に、「ハイエンドのスマートテレビでは、音声およびジェスチャー認識のためにカメラマイクが統合され、ビデオ会議が可能になる」と述べた。(SANARI PATENT所見: 現在のビデオ会議との対比が必要)。
Google TVについては、「テレビとWebの統合」として理解され、従来の「Webテレビ」と異なり「Android 2.1ベースのデバイスで、既存のテレビに対して機能を付加するもの」であったが、今次発表のそれは、「テレビを見ながらネット操作が一つの画面上でできる」、「Androidアプリをテレビで楽しめる」、「Android端末をリモコン代わりに使える」、「無線LANを内蔵している。」、「全てのウェブを視聴可能である」などの性能を有すると見られている。
佐成重範弁理士所見→テレビ自体の社会機能が、80型登場によって本質を変えようとしている。単なる「放送と通信の融合」に留まらない社会イノベーションを起動する可能性を、スマートテレビは秘めていると考える。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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