2012年1月9日月曜日

グッズドミナントロジックとサービスドミナントロジック

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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行政分野ごとに繁用される用語が異なるが、総務省の「ICTを活用した街づくり懇談会」では、グッズドミナントロジックからサービスドミナントロジックへと、同懇談会構成員、野村総研の倉上輝康シニアフェローが強調しているので、先ずその内容(SANARI PATENT要約)を見る。
1. ICT活用の街づくりというテーマは、ICTの技術・製品を、どのように街づくりに提供するかという、グッズドミナントロジックによる取組になり易い。
2. しかし、「ITC活用の街づくり」は、あくまで、街づくりの主体が追求する価値を、ICTサービス者と街づくりの主体とが共創するプロセス、すなわち、サービスドミナントロジックに立脚したものであるべきである。
3. 「ITC活用の街づくり」には、様々な個別のアプリケーションの提案があり得るが、それらが、まとまりをもって有効に機能するための連携や信頼醸成、インセンティブの仕組み等を持つ横断的な共通基盤(プラットフォーム)の構築を戦略的に推進する必要がある。
佐成重範弁理士所見→同懇談会において、同じく構成員の東京都・清原慶子三鷹市長は、「街づくりにおいては、上下水道、電力、ガス、道路、鉄道などは、基礎的インフラだが、これらのインフラを安全、快適、効率的に利用するためには、ICTの活用が不可欠であり、ICTは、インフラのインフラ、基盤の基盤となるもの」と述べているが、上記サービスドミナントロジックに立脚したものと解する。「シーズから」でなく「ニーズから」ということでもある。ニーズ(必要)には、狭義のNeedsとWants(欲求)を含む。
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