2012年1月12日木曜日

有機ELでサムスン・LG先行の評価、パナソニックは

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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開幕したラスベガスCinsumer Electronics Showにおける世界各社のプレゼンスについて、nikkei web (2012-01-10現地)は先ず、「有機EL、サムスン・LGが先行、55型公開、ソニーはLED新型投入」と題し、「広がる「脱テレビ」・家電各社の秘策」と副題しているので、livedoor Blog(2012-01-09)の「ソニーの有機EL撤退でサムスンが特許地獄に突入した件」と合わせ、特許技術の帰趨に関心が深まる情勢である(SANARI PATENT注:「特許地獄」の的確な説明はない)」。更に朝日新聞(2012-01-11)は、「有機EL大型テレビ、パナソニック参入へ」と、ラスベガスでの同社・大坪文雄社長の応答を報じた。
上記nikkei webの内容(SANARI PATENT要約)は、
1. 韓国のサムスンとLG電子は、画質が高く消費電力が少ない有機ELディスプレイを採用した55型テレビを年内に発売する。次世代テレビの本命として同テレビ11型を2007年に発売したソニーが先行していたが、リビングルーム用の大型製品では韓国勢が先行する。
2. サムスンは次のように述べている。「サムスンは世界の有機ELの90%を生産しており、歩留まり向上など課題を克服した。年内発売の新製品は、利用者が声や手の動きでチャンネル操作などができる機能も搭載する。LGの製品は、本体が4mmと薄く、7.5kgと軽量で、壁掛け用に理想的である。」
3. ソニーは、赤緑青各色の微細な発行ダイオードを全面に敷き詰めた55型「クリスタルLEDディスプレイを公開する。液晶を背面から照らすバックライトとして、白色LEDが普及しているが、ソニーは、LEDに着色することにより明暗比を向上し節電する。
4. パナソニックは、画素数が現在のフルハイビジョンの4倍で、高精細な映像を表示できる20型液晶ディスプレイを出品。
5. シャープは、2012年2月に発売予定の80型大型液晶搭載のタッチパネル方式ディスプレイ展示する。
6. 米国Display Searchによれば、2012年の世界テレビ出荷台数は、2011年比2%増の2億5400万台と低成長が見込まれ、米国で40型液晶テレビの店頭平均価格が500ドルを下回るなど、価格下落が進み、各社時の立て直しが急務である。
佐成重範弁理士所見→特許関係については、日本の消費者は本質を把握している模様で、C Site(2012-01-12)でブログコメントを検討する。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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