2011年9月18日日曜日

ヤマハ発動機がベトナム向け現地製スクーター「Nozza」発売

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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ヤマハ発動機の特許発明活動は益々盛んで、最近の特許庁公開事例を見ても、
(1) 発明の名称「船舶推進機用プロペラおよびこれを備える船舶推進機」(特許庁公開日2011-09-15)→ シフトショックなどの衝撃を抑制することができ、かつ、プロペラシャフトからの駆動力を羽根へ伝達することができ、かつ、岩礁領域を航行しているときの衝撃音を抑制することができる船舶推進機用プロペラおよびこれを備える船舶推進機を提供する。
(2) 発明の名称「船外機」(特許庁公開日2011-09-08)→ コンパクトな構成で、二重反転プロペラを備えた船外機の前後進切替機構を提供する。など。
これらの技術開発を基盤として、ヤマハ発動機の海外比率は約9割に達するが、今月(2011-09)下旬から「2012年ベトナム向けモデルNozzaの現地製造」について次のように発表した(2011-09-14)(SANARI PATENT要約)。
(1) ヤマハ発動機は、長期ビジョン「フロンティア2020」に基いて、「パーソナルモビリティ」「エンジン」の2領域に焦点を合わせ、「新興国市場への低価格二輪車投入」「アセアン二輪車における商品力収益力の向上」「次世代環境対応エンジン」「スマートパワー」の4分野を戦略の柱としている。
(2) 「アセアン二輪車における商品力収益力の向上」については、その取組の一環として今回、ベトナム向け現地製スクーターNozzaを2011秋から発売し、若い世代の女性を中心とする顧客ニーズに応えるスタイリッシュ・ハンディ・コンファタブルを具現する。
(3) ベトナム二輪市場は、300万台規模の年間需要があり(2010実績)、ヤマハ発動機は、この市場向けに専用開発した12インチ小径ホイールのオートマッチック車で、この市場を牽引する。
SANARI PATENT所見
丁度、ヤマハ発動機の業績報告(2011-04-01~06-30)が届いたが、船外機などの販売回復や構造改革によるコスト削減効果などにより、当初予想を上回る増益を示している。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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