2011年9月10日土曜日

オムロンが、上海貝斯特電器製造有限公司の出資持分100%取得

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
C Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog
R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat
Twitter http://twitter.com/sanaripat
オムロンは血圧計などヘルスケア機器メーカーとして生活者にも馴染み深いが、「感知・制御技術を基盤とし、稼ぎ頭は制御機器で、リレーなど電子部品や車載部品を展開し、海外比率51%」と特色付けられるが(会社四季報による)、昨日(2011-09-09)「中国のパワーラッチングリレーメーカーを買収、リレー事業をさらに強化」と題して次のように発表した(SANARI PATENT要約)。なおパワーラッチングリレーは、一般のリレーがコイルへの通電により接点をオンオフするのに対して、駆動電圧が断たれた後も、反転への入力があるまで、セット状態またはリセット状態を保持できる機能を持つリレーである。
(1) オムロンは2011-09-08に、オムロンの中国地域統括会社であるOMRON(CHINA)CO.,Ltd.が、中国のパワーラッチングリレーメーカーである上海貝斯特電器製造有限公司の出資持分100%を取得する出資持分譲渡契約を締結した。
(2) 今後ニーズが急拡大するスマートグリッド市場において、スマートメータは送電網と電力需要者を結ぶインタフェイスとして中心的存在になるが、スマートメータの供給電力を直接入り切りする負荷開閉ユニット向けに、パワーラッチングリレーが使用されている。
(3) スマートメータの導入期である中国市場では(SANARI PATENT考察:  スマートメータ高機能化の程度にもよるが、「スマートメータの導入期である」ことについては、日本も同様)、スマートメータ向けパワーラッチングリレーは大きな成長が見込まれる。
(4) パワーラッチングリレーにおける上海貝斯特電器製造有限公司の中国市場占有率は約30%でトップシェアを有し、また、多品種少量生産とモジュール化による生産性向上によって競争優位を確保している。
SANARI PATENT所見
中国の電力需給規模と電源の多様化は急速に進んでいくから、オムロンが中国のスマートメータ市場に、このように強力な態様で参入したことの意義は、関連部門を含めて、極めて大きい。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

この投稿へのリンク:

リンクを作成

<< ホーム