2011年2月9日水曜日

新日鉄住金経営統合の狙い・趣旨と公取

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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新日鉄住金経営統合について両社は、公取に説明し(2011-02-03)、公取が検討中だが、日本産業の画期的局面だから、両社の言明(SANARI PATENT要約)を記録しておく。
1. 統合の狙い→ 両社は、これまでに培ってきた経営資源を結集し、得意領域の融合と相乗効果を創出してグローバル戦略を加速すると共に、技術・品質・コストなどあらゆる面で世界最高の競争力を実現する。これらの諸施策を通じて、激動の時代に名実共に世界トップクラス総合鉄鋼メーカーに発展し、顧客に貢献し、日本及び世界経済の発展と豊かな社会の創造にも寄与する。
2. 統合の趣旨(SANARI PATENT考察:「狙い」と「趣旨」と別建てで述べているが、「趣旨」には「狙い」を具体的に説明している)→ 新日鉄住金両社は、平成14年のアライアンス開始以降、鉄鋼半製品の相互供給や子会社の事業統合など競争力強化策を推進して大きな成果を挙げてきたが、次のような経営環境の変化に伴って、両社の関係を更に強化することが必須と認識するに至った。「新興国を中心とする世界的な鉄鋼需要の拡大」「エネルギー・環境等の新規需要分野の増加に伴う一層の品質・技術ニーズの拡大」「各国新鋭ミル稼働と世界規模での鉄鋼メーカー間競争の激化」「顧客のグローバル化進展や原材料調達環境の急激な変化」。
3. 統合会社の目標→ 
3-1 グローバル戦略の推進・加速
3-2 世界最高の技術先進性の発揮
3-3 グローバル競争に耐ええるコスト競争力の構築
3-4 製鉄以外の分野での事業基盤の強化
3-5 企業価値の最大化と株主・資本市場からの評価の向上
3-6 総力の結集
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