2011年2月2日水曜日

クラウド*グローバルのNEC事業展開

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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(承前0201)NECは中期経営計画の具体化について次のように報告している(SANARI PATENT要約)。
1. 中国・東軟集団とクラウドサービス事業で協業→ NECと東軟集団は、中国でのクラウドサービス事業分野での協業に合意した。中国・大連市に合弁会社を設立し、中国の企業、中国に進出する日系企業・欧米企業に高信頼性の総合的クラウドサービスを提供する。(SANARI PATENT考察:  東軟集団は1993年に中国東北大学の劉 積仁博士が起業し、現在、中国最大のIT開発・サービス企業である。日本企業からも受注している。)      
2. NECのケータイ機事業とカシオ日立モバイルコミュニケーションズを統合し、NECカシオモバイルコミュニケーションズを2010-06に事業開始した。相乗効果を発揮し、国内外に魅力ある商品を提供する。(SANARI PATENT考察:  NECカシオモバイルコミュニケーションズの製品は現在、NECケータイ(ドコモ及びソフトバンク)、カシオケータイ(au及びソフトバンク)、日立ケータイ(au)の各端末機器、及び、ケータイメーカーならではの知識・経験を活かし、コンテンツ事業を通じてユ-ザ-によるケータイ文化の醸成・拡に寄与するとしている。)
3. 小惑星探査機「はやぶさ」に参画→ 衛星システムの開発・製造・試験・運用に参画した。
4. クラウド活用の新しいヘルスケアサービス創造→ NECは、疾患の早期発見や、個々人の医薬品への反応性を検査して、不要な医薬品の処方を減らし、特定の人に作用する新しい医薬品を開発(SANARI PATENT考察: 医薬品のオーダーメイドないしイージーオーダに当たるが、医療保険システムとの整合性が問題)することができる「次世代血液検査サービス」の事業化に取組んでいる。このサービスは、米国Somalogic社の、一滴の血液から疾患に関連するタンパク質の量を確実に測定する技術と、NECのクラウドなどIT技術を組合せて、国内外の製薬会社や研究機関、病院に提供する。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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