2010年11月2日火曜日

SEVEN and I HLDGS has Decided to Establish a New Joint Venture Company in China

セブン アンド アイ・ホールディングスが中国四川省成都市に新会社設立を決定
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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セブン アンド アイ・ホールディングスとイオンとは、中国消費者に愛好されて、中国内の先進地域を始めとして逐次業域を拡大してきたが、更に新たに、中国四川省成都市に新会社を設立すると発表した(2010-10-27)。その内容(SANARI PATENT要約)は、
(1) セブン アンド アイ・ホールディングスの完全子会社であるセブンイレブン・ジャパンとイトーヨーカ堂は、中国成都市においてセブンイレブン店舗を展開するための共同出資会社を、下記により設立することを決定した。
(2) 新会社は、成都市政府への会社設立申請の認可をもって設立予定(2010-12)であり、2011年春には1号店の開店を計画している。新会社の商号は「柒一拾壹成都有限公司」、日本語表記は「セブンイレブン成都有限公司」とし、四川省成都市でのセブンイレブン運営を事業とする。登録資本金は3000万米ドルとする。
翻ってセブン アンド アイ・ホールディングスの最近の中間報告(2010-10-08)は、次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
(1) 小売業を取り巻く環境は、企業収益の改善傾向を受けて、個人消費に一部持ち直しの動きが見られたものの、頻度品を中心とする物価の緩やかな下落が続くなど、弱含みのまま推移している。
(2) セブン アンド アイ・ホールディングスの連結売上高は、国内のスーパーストア及び百貨店事業の売上が伸び悩んだものの、北米のコンビニエンスストア事業においてガソリン単価の上昇などにより、上半期(2010-03-01~2010-08-31)2兆5591億7300万円で、前年同期比0.5%増、営業利益は、百貨店事業が減益したが、国内コンビニ事業の増益により1193億3200万円で1.0%増となった。
(3) セグメント別に見ると、
(3-1) コンビニ事業→ 上半期売上高1兆0320億円で6.6%増。セブンイレブンは2010-08-31時点で国内は1万2907店舗(154増)、高齢化・勤労書性の増加に対応して「近くて便利なお店」「高質ファーストフード」「セブンプレミアム(プライベートブランド)」を強化した。北米のセブンイレブン店舗数は6456に増加し、ドルベースの売上高は前年同期比8.8%増の7336億円に達した。中国のセブンイレブン店舗数は2010-06-30時点で93である。
(3-2) スーパーストア事業→ 売上高は9872億9200万円で3.1%減だが、頻度品の品揃えなどにより、営業利益は34億5300万円で28.4%増加した。
(3-3) 百貨店事業→ 西部池袋など、カード会員向け販促など行ったが減収、損失した。
(3-4) フードサービス事業→ 減収増益した。
(3-5) 金融関係事業→ nanakoが著増した
SANARI PATENT所見
セブン アンド アイ・ホールディングスが新会社を設立する中国四川省は、省の人口は8169万人(2007)、広東省の9304万人、山東省の9309万人、河南省の6998万人に次ぐが、中国のGDPに対する比率は広東省の12.43%などに対して4.10%という差があり、今後の伸長が期待される。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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