2010年10月28日木曜日

Chinese Young People of Today Adopt Well to Net and Cell-phone 

中国工業都市・重慶の日本製品ボイコットデモ
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
C Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog
R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat
Twitter http://twitter.com/sanaripat
中国の内陸大都市に「反日デモ」が拡大しているが、日中の経済関係の緊密化は逆転できない必然性をもち、従って、これらデモの本質を理解して適切に対応することが最も重要である。マスコミ(朝日)によれば、「憤青(憤る青年達)と呼ばれる若者達は激しい反日デモを繰り返した」が、「重慶市中心部の広場に集結した若者には、10代後半の、あどけない顔付きが目立つ」という。
従って、中国で八十后(1980年代生まれ)、九十后(1990年代生まれ)と呼ばれる30才未満の世代の意識と行動がどのように形成されているのか考察することは極めて重要である。
中国青年の今次デモに先立つ工場ストライキに際して、中国通のジャーナリストとして知られる福島香織氏は文芸春秋2010-09号に、「ネットでつながる新人類が中国を揺るがす」と副題して、中国ストライキの本質を解説されたが、今次デモの起動力は、ストライキのそれと共通だという観点で理解を試みる必要があると、SANARI PATENTは考える。そこで上記福島香織氏の論旨を要約してみる。
(1) 中国のこの世代は、ネットとケータイで世論を自分達に引き寄せ、盾とする手法を熟知している。
(2) 2010-06末現在で、中国のインターネットユーザーは4億2000万人に上り、十代ユーザーが29.9%、20代ユーザーが28.1%を占める。
(3) この世代は、頭は悪くなく、ネットで情報を持ち、理想もある。従って、現状に不満を持ち、衝動的あるいは大胆な行動に出る。このような新たな価値観と行動力を持つ若い工場ワーカー数は増加し、中国を変える新たな力となる可能性がある。
(4) 不満が政府に向かいそうになったら、その矛先を日本や少数民族に誘導してかわす、という手段も採り得るだろう。
SANARI PATENT所見
上記(4)の可能性があるとすれば、それによる経済損失の回避は、わが国政府の中国外交への練達に俟たなければならない。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム