2010年11月3日水曜日

Green Partnership in the Field of Logistics

 経済産業省・国土交通省・日本ロジスティクシステム協会等のグリーン物流会議
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会、社団法人日本物流団体連合会、経済産業省および国土交通省は、経団連の協力のもとで、2010-12-10に、科学技術館で「第9回グリーン物流パートナーシップ会議」を開催する。経済産業省の発表(2010-11-01)によれば今回は、物流分野における地球温暖化対策に顕著な功績があった取組への大臣表彰や、環境対策と物流サービスとのバランスについて、一般消費者・有識者・企業メンバーと共に考える基調講演・パネルディスカッションを行う。
「グリーン物流」とは「地球にやさしい物流」で、「運輸部門における現状のCO2排出量が削減目標との間にまだ隔たりがあるので、実効ある温暖化対策としてこれを推進する」としている(SANARI PATENT考察:「温暖化対策」のみを強調すべきではない。「ロジスティクス」という用語が慣用されるが、これは「物資の効率的な総合管理を行うシステム」であって、本来、業界・企業のコストダウンに寄与すべきシステムである。ロジスティクスと物流を同義のように混用している例が多いが、ロジスティクスは「合理的物流」であり、ロジスティクスとCO2対策が具体的に一致するよう、整合させることが最も重要である)。
グリーン物流パートナーシップ会議では、「モーダルシフト」という用語を頻用しているが、これも消費者向けに語義解説した上で使用すべきである。Modal Shiftは本来、物流に限定せず、「人や物資の輸送手段を転換すること」だが、転換の目的は本来、輸送の合理化であり、コストの低減だが、CO2削減という、場合によってはコスト増を来す国際的社会的要請への対応と、いかに調和させるかが本質的な課題であることを、先ず明確に認識すべきである。
その上で、トラック・航空機輸送から鉄道・船舶輸送へのモーダルシフトや、共同輸送、物流拠点集約、電子タグ活用などの具体策が考究対象となる。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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