2010年5月13日木曜日

Nintendo’s Strategy for Three Dimension Digital Game 

3Dゲームによるゲーム人口増と開発費について任天堂の考え方
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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 3次元ゲームが3Dテレビと前後してグローバルに流行するが、任天堂の岩田 聡社長は、決算説明会(2010-05-07)での質疑に対して次のように応答している(SANARI PATENT要約)。
Q1 3Dのゲームは、岩田社長が言われるようなゲーム人口の拡大に本当に繋がるのか。3Dゲームはヘビーユ-ザ-寄りという印象を強く持っているが、どう考えるか。また、3Dになるとゲームの開発費はどの程度増額するか。ハードの記憶所要量が著増し、チップ・ソフトの値段も上昇すると思うがどうか。また、子どもの身体に与える影響はどうか。
A1 任天堂がビデオゲームを提案するとき、基本的には現在、任天堂は、『ゲーム人口の拡大』を掲げて5歳から95歳の人が楽しめるようソフトを考えているから、任天堂が作るソフトは当然、幅広く、年齢・性別・ゲーム経験を問わないものを主軸に据える。従って、『3Dはヘビーユ-ザ-寄り』とは決して考えていない。次に、『3Dになると開発費が増大するのではないか』という質問については、ゲームが元々本当の3D空間として作られていれば、カメラの位置を左目と右目にそれぞれ合わせて2回絵を描けば3D空間の立体映像を作ることができるので、3Dの世界に既になっているゲームを3D化することは、難しくない。3Dの世界になっていないものを3D化しようとすると、多少コストを要するであろう。」
「しかし任天堂は、開発コストに課題の本質が有るとは、実はあまり思っていない。立体映像にすれば当然ゲームが面白くなるのではなくて、立体映像の中でインタラクティブな体験をする、『こういうことが面白いのだ』ということとセットで提案されて初めて。娯楽としての価値ができると思う。」
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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