2010年5月10日月曜日

Solar Battery Relating Patent Invention as the basis for International Competitiveness 

太陽電池のメーカー続出とその国際競争力基盤
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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 先端技術製品の世界市場シェアが後退する事例が続出し、日本企業は技術の国際競争力が優位であるのに戦略が不備であるのか、技術の国際競争力自体を過信していたのか、反省は様々だが、反省に時を費している余裕はない。とにかく太陽電池に関する日本特許庁発表の公開特許発明の件数は20489件(2010-05-08)に達し、そのうち今年1月からの分(2010-01-01~05-07)だけでも702県を数える。例えば
(1) 「太陽電池による電源装置及びその充電方法」日立ピタントテクノロジー(公開日2010-05-06)
(2) 「太陽電池素子の製造方法及び太陽電池素子」三洋電機(公開日2010-05-06)
(3) 「太陽電池モジュール間の配線構造」不二サッシ(公開日2010-05-06)
(4) 「太陽電池装置、携帯電子機器、並びに全地球測位システム装置」シャープ(公開日2010-05-06)
(5) 「有機光電変換素子及びそれを用いた太陽電池」コニカミノルタ(公開日2010-05-06)
(6) 「太陽光発電装置及び車両感知装置」住友電工(公開日2010-05-06)
(7) 「薄膜太陽電池の製造方法および薄膜太陽電池の製造装置」三菱電機(公開日2010-05-06)
(8) 「金属酸化物電極用ペースト並びにそれを用いた光電極、光電変換素子および色素増感太陽電池」横浜ゴム(公開日2010-05-06)
(9) 「太陽電池パネルの面圧耐久試験装置及び面圧耐久試験方法」東レ(公開日2010-05-06)
(10) 「太陽光発電システムの状態監視装置およびコンピュータプログラム」東京電力(公開日2010-04-30)
など、業種も発明課題も多様である。
 関係各社の計画も活発で、例えばパナソニックは「新中期計画:Green Transformation 2012」(2010-05-07発表)において2012年度の売上高目標を10兆円とし、6重点事業として「エナジーシステム」、「冷熱コンディショニング」、「ネットワークAV」、「ヘルスケア」、「セキュリティ」、「LED」を掲げているが、太陽電池については、「エナジーシステム事業」の2012年度売上高を8500億円(年平均成長率16%)のトップに太陽電池を掲げ、次のように述べている。
(1) 2012年度グローバル販売容量800MWで国内首位
(2) 2015年度に世界トップ3
(3) 世界最高水準の変換効率を有するパナソニックブランドの太陽電池を発売(2010-07-01)
(4) グル-プ販売体制の強化、特に海外では蓄エネ、エネルギーマネジメントを含むシステムを販売
(5) 次世代太陽電池の開発を促進
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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