2010年5月14日金曜日

Knowhow of Economizing Develop Cost For 3D Games 

3Dゲーム開発コストの経済性確保
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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(承前2010-05-13記事) 任天堂社長の応答要旨。
1.3D化に伴う開発費増大への危惧について:
「3Dの映像に限らず、新しい娯楽体験を作ろうと思えば、どんな開発者にも試行錯誤が必要で、その試行錯誤の分だけ開発費が増えるかも知れない。しかし一方で、これは開発のマネジメントで解決できる問題である。すなわち、試行錯誤の段階で要員多数を動員してしまうと、開発費が高額になるが、開発初期段階では少人数のコンパクトなチームで実験を繰り返し、手ごたえが出たところで一気に増員し作りあげるならば、それ程、現在の開発費より著増することはないと思っている。」
2.子供にに対する3Dの影響懸念について:
「3Dゲームの子供に対する影響については、任天堂の場合、顧客が立体像の機能をオフにしてゲームできるよう工夫ビジネスから、立体視は苦手な人でも、子供の眼が心配な人でも、影響を自分で回避できる。」
3.米国展示でのサプライズについて:
「2010-06-15~17に米国で開催されるElectronic Entertainment Expo.に任天堂演出のサプライズがあるかどうかについては、どちらとも申し上げられない。事前に期待を高め過ぎても良くないし。」
4.次期3Dゲームの在り方について:
「3DSというプラットフォームを作るときには、『ある程度豪華なゲームから非常にカジュアルなものまで、幅広いもの』がそのプラットフォームに集うようにしたい。」
5.Open Innovationについて:
「任天堂が何でも社内でやろうと思い過ぎることは危険で、他社と巧みにアライアンスを組み、開発の速度を上げたい。現に話し合いを複数件、始めているが、勿論、相手方の都合もあり、また、当方も準備を整えて臨むべきものである。」(SANARI PATENT考察: いわゆるClosed Innovation のみでなく、Open Innovationをも選択志向するという意味と解する)。
6.数量的目標の設定について:      
「今朝の新聞に見出しで、『Wiiハードが限界』とか『不調』とか買いてあったが、年間2000万台は高いハードルと思う。今回任天堂が計画として掲げている1800万台も、このコンソールが発売されてから4年経過していることを考えると、それなりに高い目標と考えている。」
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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