2010年5月15日土曜日

Fluctuation and Diversity of Game-Hardware’s Lifecycle

ゲームハードのライフサイクルの多様性への対応
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat
7.(承前2010-05-14記事)開発対象の絞り込みについて:
「 現行のWiiに向けて開発を絞り込んでいるのではない。また、一旦ピークを打ったゲームハードが再び活性を大きく取り戻したという事例も、それ程多くはないが、全く無いわけでもない。例えば、『ゲームボーイ』というハードは、一度『終わった』と言われたことがあるが、『ポケットモンスター』というソフトが登場して、ゲームボーイはむしろそこから最大のヒット期を迎えた。このように状況の急変もあるが、任天堂は、確率が一定以上あるものに絞り込んで投資する。」
8.ニンテンドー3DSの仮称について:
「今期中に発売ビジネスので、遠からず正式名称を発表する。」
9.今後の発表次期について:
「発売の具体的な次期によって、発表会を設ける時期が当然変わってくる。(SANARI PATENT考察:「時期」よりも「時機」であろう。その時点の選択が極めて戦略的に重要である。)実際に『この時期に発売します』となれば、発売の然るべき前の時期に、何らかの形で、そのほぼ完成した製品を披露して記者各位に見せる機会を設ける可能性は高い。」
10.新たなハード発表のタイミングについて:
「E3で3DSをお見せしたいと考えていたが、その時に、任天堂しかソフトを作っていないというのは如何なものかと考えた。そうすると、ハードの肝になる機能については社外の人々ともお話しなければならない。しかし、任天堂の経験では、情報の共有範囲を広げると、噂も広がってしまう。すると、任天堂がコントロールできない形で情報が広がっていく。DSからDSiLLに展開したときは、パッケージソフトの基本構造は変わらなかったから、早くから情報の共有範囲を広げないといけないという事情は、あまりなかったが、今回は3DS用の新しいソフトを作らなければならないので、その意味で早めの情報共有が必要だった。しかも今年のE3に出掛けるべきか否かをお考えの皆さんにとって、『新しいハードの発表があるなら行こうか』という方々に、早目に判断していただかなければいけないという事情もあった。これら幾つかの事情を考えると、これ以上延引することはできないというタイミングの判断が必要であった。」
11. 任天堂が秘めておくべきことと、秘めるべき時期について:
「新しいハードを作るときはチャンスであるから、『こうしていれば良かったな』と思い、このようにしたいと思うことが多いが、一方、現役で売っているハードの改良すべき点を発言することは、何のプラスにもならない。様々な心残りは次の商品に活かすというのが開発者の性格である。」(SANARI PATENT考察: 誠に正当な応答で、現行ハードの改良希望事項は質問者が提示すべきであろう)。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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