2010年3月9日火曜日

SUMINOE Takes Pride in Being a Pioneer in the Interior Design and Furnishing Industry

 産業用製品と機能性資材に知財を発揮する住江織物
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
C Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog
R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat
 設立80年の住江織物と聴けば、関西の優雅な織物がイメージされるが、そのホームページは先ず製品情報として、自動車関連、鉄道・バス関連、カーアクセサリー等の産業用製品、次いでエアフィルター、スミトロン、3Dファブリクス、遮水シート、クリーニングブラシ等の機能性資材の先端知財製品が紹介され、華麗な織物の映像には直面できない。
 既に中間報告(2008-06-01~11-30)は届いていて、自動車・車両内装事業等における非常に厳しい事業環境が述べられていると共に、コスト削減や事業構造改革を積極的に遂行した結果、上記報告対象期間の営業利益は前年同期比65.6%増の7億6900万円を計上しており、関西繊維業の事業魂を見る思いがする。
 昨日(2010-03-08)も、「ピアノ教室パワーアップ大作戦」2010-03号にインテリア防音編としてスミノエ商品が掲載されましたとNews Releaseしているが、上記「大作戦」は、ヤマハミュージックメディアが発行している、ピアノの先生を応援する雑誌で、住江織物の防音カーテンと防音カーペットの2商品が紹介された。
 機能性資材として消臭・脱臭フィルター「トリプルフレッシュバイオ」は、染色技術を応用して、特殊コルゲートに人工酵素を付与した新しい発想のフィルターとして拡販しているが、即効性に優れた吸着作用によって悪臭をすばやく引き付け、人工酵素の作用で継続的に悪臭ガスを分解する。冷蔵庫・空調機・生ゴミ処理場などに使われている。熱源や紫外線などの装置およびエネルギーを必要とせず、抗菌性により食品安全にも適合する。(SANARI PATENT考察: 臭覚に過敏な世相にも適合しているが、「空気を洗う壁紙」の、ホテル、医療向け販売が奏効しよう。)
 また、3Dファブリックスは、立体構造の高機能織物・編み物で、用途に応じて様々な機能性を与えることができる。
 海外では、米国子会社の売上が前年同期を下回ったにかかわらず、利益面では収支改善活動の積極展開により大幅改善していることは、売上高減少以上の減益率を示している多くの企業と比べて、評価に値する。中国では、売上高が前年同期比2倍となり、利益面も順調と報告している。
 国内では、JR東日本の成田エクスプレス真が他車両の量産車全内装材を受注しているので、その耐摩耗・市松柄が広く永く親まれるであろう。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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