2010年1月17日日曜日

Toshiba is Channeling Resources to Next-Generation Network Devices, Smart Grids etc.

東芝・佐々木則夫社長のメッセージに見るわが国電機産業
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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 2010年代の経営の方向性が、代表的企業の社長によって多様に述べてられていが、先ず東芝・佐々木則夫社長のメッセージには、総合電機メーカーが指向する重点が明確に示されている。その内容(SANARI PATENT要約)は、
1. 東芝を取り巻く環境は厳しいが、利益ある持続的成長へ再発進すべく、経営システムや財務体質の健全性と信頼性を意味するインテグリティを旨ちして、事業構造を変革し、グローバル・トップレベル国際競争力を有する複合電機メーカーたる地位を確立する。
2. グローバル化加速の情勢下で、これまでの先進国をターゲットとした高性能・高機能な商品・サービスの投入だけでなく、急速に伸長する新興成長国の市場で要求される性能・機能・品質に特化することにより、コスト競争力を高め、需要の伸びを上回る速度で事業を拡大する。(SANARI PATENT考察:「需要を上回る拡大」の意欲がユニークである。)
3. 今後、経済のグローバル化によるコミュニケーションの即時化や、新興国(SANARI PATENT注: 最近の用語では「新興成長国」であろう)での人口増加、エネルギーセキュリティや地球温暖化など、様々な地球規模での課題・潮流の発生が予想される。東芝は、これらメガトレンドの中で、世界トップレベルのシステム構築力、多様・豊富な価値を社会に提供いてきた独自の強みを活かし、相乗効果を発揮できる事業領域に注力する。
4. 次世代ネットワーク端末(Next Generation Network Devices)による安心・快適なデジタルライフの実現、CCS(Carbon Capture and Storage Systems)、太陽光発電システム(Solar Photovoltaic Systems)、スマートグリッド(SANARI PATENT考察: 米国大統領が景気振興策の中核としているが、Smart Gridを含めてエネルギーマネジメントシステムを構想することが適切と考える。例えば東京ガスも太陽光発電分野に意欲を示しているが、社名を「東京エネルギー」と変えるというが望ましい)などのインフラ関係、新型電池(SciB Rechargeable Batteries)やストレージ、新照明システム(New LED Based Lightning System)や、バイタル・ヘルスケアシステムにチャレンジする。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください 

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