2010年1月16日土曜日

SHOWA DENKO Strength its Presence in China and Other Asian Countries 

業務内容多岐・Only One No.1指向の昭和電工、経済危機後
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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 昭和電工のレポート(2009-08)で山根一真氏が「昭和電工は、社名からは何を手掛けている企業なのか。分かりにくいと言われませんか」と問いかけ、高橋恭平社長が、「そうなんです。投資家に対するIRは可なり熱心にやっているんですが、やはり最初は、昭和電工って分からないと、おっしゃる」と応じた上で、
1. 製品のうち、極めて微細な合金組成を実現したアルミニウムの鋳造棒は、プレスなどで鍛造して自動車部品を作るが、世界Only Oneの自社開発技術です。
2. 表面がピカピカのレーザービームプリンター用感光ドラム用アルミニウムシリンダーは、昭和電工が世界販売シェアのNo.1です。
3. 貼り薬の基剤となる化学製品ポリアクリル酸ソーダでも、シェアはNo.1です。
4. 発光ダイオードの素子については、青とか赤などの単色LEDを一つのランプに組合せ、3色を発光させれば白なるという、超高輝度の3色LED素子をラインアップしているのは昭和電工だけです。
5. 超強力磁石の生産では日立系メーカーが世界最強といわれていますが、その原料を昭和電工が供給しています、
などを説明し、「昭和電工社内で異部門連携ができること」「間口が広くても奥が深い」ことを強調した。
 そのような昭和電工が、年末(2009-12-08)には連結業績予想を上方修正して、「特に電子・情報セグメントにおいて、ハードディスクの需要増により出荷枚数が予想を上回る見込みであること」「無機セグメントも電極出荷が予想を上回る見込みであること」などを報告したことが喜ばしい。
 年初(2010-01-04)に高橋恭平社長は、次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
(1) 中国・アジアでのプレゼンスを拡大する。2010-01-04に中国事業の戦略と運営を統括する中国室を設置した。既に中国に18拠点を有するが、中国の急成長に速度を合わせる。
(2) リチウムイオン電池材料を始め、植物育成に最適な波長を発光する超高輝度LEDチップや、次世代照明として期待される有機ELなどを開花させる。
SANARI PATENT所見
 昭和電工の発展を期待するが、オフィスや家庭でLEDランプが高寿命で普及した後に、これを上回る有機ELを代替させることになるのか、行政面での大局配慮も消費者サイドから必要である。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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