2008年10月11日土曜日

Black Everyday Business Answered By METI Minister

Countermeasures for Black Everyday Business Answered By METI Minister:緊急経済対策について二階経済産業大臣記者会見応答(10 Oct. 2008)
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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 今次経済変動による影響として様々な事態が報道されているが、「事業分野別」「個別企業別」の考察を精確に行うことが知財戦略上の重要であると、SANARI PATENTは考える。「事業分野別」には例えば、欧州・ロシアを始めとする高速鉄道輸送インフラの構築が、航空輸送とのエネルギーおよび実際利便比較から極めて活発化し、各国企業が知財を競う場として展開している。次世代ITについても同様である。「個別企業別」には例えば、大和生命の破綻は、その独自のビジネスメソッドに起因するとされている。

 ここには取りあえず、昨日の二階経済産業大臣の記者会見説明・応答(SANARI PATENT要約)を考察する。

1. 大臣説明
1-1 国際金融情勢は株価・為替の不安定について予断を許さず、実態経済(SANARI PATENT考察:「実態」より「実体」であろう)への影響に対処すべきである。
1-2 本日開催されるG7では、日本の過去の経験を各国に伝えるが、各国が、金融安定のため国際協調する強力なメッセージが必要である。
1-3 わが国内では「安心実現の緊急総合対策」のため先ず補正予算を実施し、更にこの対策決定後の国際金融情勢変動に、弾力的かつ迅速に対応すべきである。
1-4 なお、北朝に対する輸入禁止措置は今月13日の期限後、更に6カ月継続する。

2. 景気認識
2-1 質疑: 日経平均株価8100円台の現状に対する認識はどうか。
2-2 応答: 株価・為替の企業想定を超える変動は、景気を更に下振れさせるリスクがあり、必要に応じて機動的・弾力的に対応する。

3. 中小企業
3-1 質疑: 更なる追加対策として、中小企業対策特に金融支援の追加を考えるか。
3-2 応答: 経済産業省は、全国取敢えず150ヵ所に調査班を派遣し、現場の状況と要望を把握する。年末を控え、中小企業金融について特に配意する。

4. 大和生命
4-1 質疑: 大和生命が破綻し、海外の金融不安が日本でも顕在化してきたが、このような状況下で衆議院解散は可能か。
4-2 応答: 大和生命の問題と衆議院解散とは、関連は殆どないと考える。大和生命の破綻理由については、規模において日本生命の100分の1程度の企業であることと共に、外部の国際的要件、米国の金融不安の波及結果ではなく、大和生命自体の経営上の問題と思われる節があるので、国際金融の問題とは切り離して考えるべきであり、いわんや衆議院の解散とは全く関係ない。

5. 景気対策追加の政策手法
6-1 質疑: 経済産業省の追加政策手法として、どのようなものが考えられるか。
6-2 応答: 中小企業に対するセーフティネットが最重要である。9兆円の保証・融資枠拡大も考えられる。

SANARI PATENT所見
 この10月1日に政府関係金融機関が統合され、民間金融に対する政策金融の在り方が革新される。中小企業に対する民間金融に対する保証政策は、各企業に対する民間金融を前提とし、保証・保険率を配意する政策であるから、民間金融機関の中小企業融資そのものが委縮して。知財開発も遅滞し、保証政策が十分に作用しないことをSANARI PATENTは恐れる。
(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)
Slow Business、中小企業金融、保証、大和生命、セーフティネット

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