2008年9月15日月曜日

ORIX、an Integrated Financial Service Group,

ORIX、an Integrated Financial Service Group, Develops Multiple Projects in United Arab Emirates:ORIXのUAE(アラブ首長国連邦)事業の展開
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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 ORIXの本年度第一四半期事業報告(Apr.1~Jun.30, 2008)が届いた。SANARI PATENTの事業分類ではORIXは、「Japan Fund」に属するが、ORIXの今次報告や野村証券・東洋経済の会社四季報みは「ファンド」という用語を用いていない。SANARI PATENTでは「Japan Fund」の意味を「日本の知的財産と融合した総合金融事業」としている。

 今次ORIX報告にはUAEにおける事業が紹介されているが、産油国ファンド、オウルマネーなどの呼び名でグローバルに資金を投入している中東の主要国UAEにORIXが事業を展開するのは、上記「Japan Fund」の機能がUAEにおいて期待されるから、とSANARI PATENTは解する。

 なお野村証券・東洋経済の会社四季報によれば、「ORIXは、総合リース国内首位。金融サービス多角化や海外展開で先行。」

 ORIXの今次UAE事業報告(SANARI PATENT要約)によれば、
(1)  オイルマネーによるドバイの建設ラッシュは、「世界のクレーンの3台に1台はドバイにある」と言われる程である。
(2)  ORIXは、中東地域に1986年から進出し、各国のパートナーと様々な事業を展開している。パートナーのうちMFAグル-プ(SANARI PATENT注:Maid Al Futtaim Group LLC)はドバイを拠点とし、中東唯一の屋内人工スキー場、大型ショッピングモール、大手スーパーマーケット「カルフール」、ホテル、シネマ、コンプレックスなどを運営する著名財閥である。
(3)  ORIXは、1986年にパキスタンでリース会社を設立以来、オマーン、エジプト、サウジアラビア、EAUなど5国で順調に業績を伸長している。
(4)  ORIXは、JCB、MFAと提携してドバイに合弁のカード会社を設立することを合意した(SANARI PATENT注:Jan.26、2007 上記3社共同発表)。この新会社は、MAFグル-プが持つショッピングモールやスーパーマーケットの豊富な顧客基盤に対してJCBカードを発行する。人工スキー場などで様々な特典を受け得る中東ではユニークなカードとして、新たな驚きと利便を提供する。今後、北アフリカ地域にも拡大する(SANARI PATENT考察:チュニジアなど、欧州からの別荘、レジャー、ボート基地の消費者が考える)。
(5)  ORIXは、リース事業やカード事業以外にも、現地パートナーのネットワークを活用して、不動産開発投資やエクイティ投資など、中東における新たなビジネス機会を捉える。

SANARI PATENT所見: 国内に向けてもORIXは、ORIX・フィナンシャル・プロダクツ株式会社を通じて金融派生商品(デリバティブ)事業への参入手続(金融商品取扱業者としての登録申請)を行い、2009年4月営業開始を目指している(Sept. 12, 2008 ORIX発表)。
上記のUAEと共にインドでの事業も展開され、総合金融ないしファンド(定義が、確定しないが)機能を、金融のパラダイムシフトの環境のもとでORIXが、そのノウハウ・スキル・ネットワークを提供しつつ、内外経済に寄与することを期待する。
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ORIX、UAE、各国、MFA、金融派生商品

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