2008年9月25日木曜日

Mizuho Industry Focus Predicts Current Status of Net Second Life

Mizuho Industry Focus Predicts Current Status of Net Second Life:インターネット「セカンドライフ」への期待と現状
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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Sub Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog  角川グル-プの台湾・香港・中国展開

 ITの発達は急速であるが、その活用の全てが急速ということではない。電子納税の低率はその顕著な事例である。間もなく高率になるとは予想するが、ユーザーフレンドリー性を高めることが前提と考える。

 華やかに登場して、現在はやや遅足気味のインターネット・セカンドライフも、予想通りには展開しなかった事例で、これもユーザーフレンドリー性を高めることによって、生活や産業を益することは明らかと考える。

 現在、デジタルテレマーケティグ大手として業績続伸中のトランスコスモス(東証1部)について、丁度1年前にaSCii Sept.2007が、「トランスコスモスの新サービス 自宅勤務のハケン社員が誕生!? アバター派遣とテクニカルサポート」と題して、トランスコスモスのセカンドライフを含むメタバース関連事業発表の活況を紹介したが、SANARI PATENTが特に注目したのは、「実物そっくりの3Dオブジェクトを前にしてサポートが受けられる」という項目である。其の内容を要約すれば、消費がアバターでセカンドライフ内の特定サポートセンターに行くと、例えば目的機器の3Dオブジェクトを前にして、不明な点を尋ねることができるというものである。電話やメールでのサポートが難しい高度技術機器を対象にして、大きな3Dオブジェクトで再現した機器を前にして顧客の質問に直接答える、仮想空間訪問サポートである。セカンドライフについてはリアル通貨に交換可能な仮想通貨による仮想土地取引などが先行して関心を集めたが、上記のようなサービスを技術学習にも応用できれば極めて有益とSANARI PATENTは考えてきた。

 一方、金融界では「みずほ銀行」がセカンドライフに対して特に大きな関心を示してきたが、今年に入って同行が発表(Jan.23, 2008)したMizuho Industry Focusには、{セカンドライフ」に見る仮想世界の可能性:本質的理解を進めるべき重要な時期へ」と題して、今後留意すべき点を慎重に述べている。その内容(SANARI PATENT要約)は、

(1) 2007年春からセカンドライフ進出企業が100社を超え、登録者も1100万人以上になった(Nov.30, 2007)が、直近の登録者増加率は減少傾向にある。その要因として、利用時のハードル、他の仮想空間サービスとの競合、税制・仮想通貨・著作権等をめぐる議論の不十分などがある。
(2) 従って、現時点でセカンドライフの媒体特性(特殊なコミュニケーション環境、気軽な仮想体験、3D表現など)を活かす方法を再考する段階にある。

SANARI PATENT所見
 セカンドライフ活用の問題点を究めることにより、IT高度活用全体の普及方策を究めることができると考えるので、内閣知財戦略本部における総合的検討を要望する。
(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)
Second Life、セカンドライフ、トランスコスモス、みずほ銀行、仮想空間

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