2008年7月17日木曜日

Yasukawa Elec. Co. as World No.1 Servo-Motor, Inverter and Industry Robot

Yasukawa Elec. Co. as World No.1 Servo-Motor, Inverter and Industry Robot: 安川電機・本年度第一四半期(2008-3-21~6-20)報告、中国・アジア成長市場の増勢と液晶・省エネ分野の堅調
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
別サイト http://d.hatena.ne.jp/SANARI/  経済産業大臣、新興国関係・通商白書分析を 強調(20080716記事)

1. 安川電機の第一四半期報告(2008-7-15発表)(SANARI PATENT要約)
1-1 事業環境は、米国の景気減速やエネルギー・資材価格の高騰が続く一方、安川電機グル-プに関連する中国・アジア等の成長市場の増勢に加え、液晶関連分野での設備投資は回復、省エネ関係需要も堅調を維持している。
1-2 このような状況下で安川電機は、シェア・事業規模・収益性における真のNo.1事業の確立、新規事業の立上げ・育成を基本方針とし、次のように事業展開した結果、この第一四半期においても、前年同期比増収・増益した。
1-2-1 事業別:
1-2-1-1 モーションコントロール事業→ 2007年度に新製品を市場投入したサーボモータ・インバータの品揃えを進め、独自の製品力でグローバルに受注を拡大している。
1-2-1-2 ロボット事業→ 自動車業界、液晶業界に新製品を投入している。 1-2-2 地域別:
1-2-2-1 成長市場である中国・アジア地域での戦略を強化している。
1-2-2-2 インドを始めとする次の発展市場への展開を促進している。
1-2-3 社会現象対応面:
  高度自動化、省エネ、新世代ロボットにより、少子高齢化、環境、労働合理化の諸現象・諸要請に即応しつつある。

2. 安川電機のグローバル市場における地位
  野村証券・東洋経済の会社四季報最新号によれば、「安川電機は、独自の制御技術でサーボモータとインバータ世界首位。産業用ロボットは世界首位。
3. SANARI PATENT所見
3-1 上記1-2-2の地域別方策は、今次通商白書(20080715発表)が指摘する「新興国経済の拡大」に即応するものである。すなわち、白書は次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
3-1-1 新興国市場は、新たな世界市場としての「50億人市場」に拡大しつつある。
3-1-2 新興国・途上国の、購買力を有する所得層についての動向を確認すると、確実に世界共通の消費志向を持つと考えられる富裕層が増加している。例えば、百万ドル以上の金融資産を保有している人口は、世界全体で950万人に達したが(2006)、うち260万人がアジア・太平洋地域に存在し、その伸び年率は、世界全体の8.3%に対して、インド20.5%、ロシア15.5%である。
一方、中国は伸び率は世界並みでも13億人口規模を擁し、富裕層が34万5千人を超えている。
3-1-3 上記富裕層の消費動向に多様化・高度化が見られる。
3-2 安川電機の今次年度報告における売上高3823億円の構成は、国内が
61.6%、アジア11.1%、欧州15.0%、米州12.2%と概算されるが、中国・インド(26億人口)の富裕層絶対数の著増に対応する売上高の著増が期待される。
(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)
Servo-Motor,、Inverter、Industry Robot、安川電機、通商白書

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