2008年6月25日水曜日

IPTV FORUM JAPAN Starts

IPTV FORUM JAPAN Starts: インターネットテレビ・ジャパン・フオーラム(有限責任中間法人)発足の意義→ 放送・通信の融合とその標準化
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
このサイト http://sanaripatent.blogspot.com/ IPとITで小企業から東証1部へ(20080625記事)


 IPYV FORUM JAPANの設立が発表された(20080624)。次世代ネットワークの機能の核心をなす「放送と通信の融合」が、「移動と固定」すなわち「ケータイ・テレビ・パソコン・固定電話」融合の基盤上に急速かつ高度に実現すると共に、その標準化が担保されるものとして、極めて意義深く画期的な発表である。先ずその内容を要約・考察する。

 なお設立当初の参加者には、主要な通信・放送事業者、家電メーカーが糾合されている。

1. 設立の趣旨・背景
1-1 光ファイバの普及とデジタル放送への完全移行によって、放送と通信の連携が実現する。
1-2 そこでIPTV関係者として、標準規格によるIPTV(SANARI PATENT注:Internet Protocol Television)サービスを提供するため、IPTV受信機とサービスの規格化と、その普及・高度化を推進する団体としてIPTV FORUM JAPANを設立した。
1-3 PC向け動画配信は既に普及しつつあるが、ハイビジョン映像を市販TVで流通可能とし、コンテンツ供給者・コンテンツ利用者双方の便宜を促進すべく、基本機能・基本サービスを共通化し、技術・サービスの開発を促進する。
1-4 IPYV FORUM JAPANは、IPTVサービスに関する技術仕様の策定、技術仕様の維持・更改、技術仕様の頒布、技術仕様の実用化に向けた試験への協力、IPTVサービスの普及・利用促進・広報を行う。

2. SANARI PATENT所見
2-1 IPTVは、広帯域高速回線によって、専用のインターネットプロトコルネットを利用して映像・音声を送受信するサービスであるが、初期段階のIPTV方式の複数並立が普及のネックとされてきた。
2-2 一方、ITU(電気通信国際標準化機構)では2006年7月にFocus Group IPTVを設置したが、SANARI PATENTが従来述べてきたように、国際標準化は各国・各国連合(EU)、グローバル企業、そのグル-プが世界市場の覇権をめぐるデファクト標準化を戦わせる場というのが実態と考える。
2-3 総務省は、上記の諸動向に対処し、今年1月にIPTV特別委員会を発足させており、その成果が極めて注目される。
(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)
IPTV、総務省、IPYV FORUM JAPAN、ITU、標準規格

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