2008年6月20日金曜日

Public Comment to PTO Proposal for Patent System

Public Comment to PTO Proposal for Patent System Innovation: 特許庁の意見公募(期限2008-6-26)に対するSANARI PATENT意見
別サイト http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog/ 内閣知財戦略本部知財推進計画2008(2008-6-18)の特徴(20080619記事)
別サイト http://d.hatena.ne.jp/SANARI/ 情報通信基盤の活用(20080619記事)

  経済産業省(担当:特許庁)は、「イノベ-ション促進に向けた新知財政策」と題して、13項目の提言と報告を示し、意見を公募中であるが、SANARI PATENTは次のように意見提出した。

平成20年6月19日
特許庁総務部企画調査課 (PA0920@jpo.go.jp) 御中
      弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

「イノベーションと知財政策に関する研究会の提言(案)及び報告書(案)に対する意見」

意見
1. イノベーションと知財政策に関する研究会の提言(案)について
(意見)
「主要な政策提言13項目」の第1に、「ひとつの発明が、効率的にグローバルな知財となる「仮想的な世界特許庁」の構想を世界的に提言する。また、「仮想的な世界特許庁」の構築に向けて、効率的な保護をよりグローバルに実現するための取組を拡大する」と示されましたが、その「構想」・「構築」の内容(構想の骨格・世界特許庁構成の法的段取り、「仮想的」の語義)が一般に理解困難かと存じますので、次のように補完していただきたいと存じます。
「提言1: 世界特許システムの構築に向けた取組を強化する。このため、次の事項を的確・迅速に実施し、実質的に世界特許システムを実現すると共に、これによって、効率的な保護をよりグローバルに実現する。
(1) 国際的ワークシェアリングの拡大により、審査の世界的な迅速化を進める。このため、「特許審査ハイウェイに、米国・韓国・英国・ドイツ以外の国にも参加を求めること」、「わが国の早期審査結果を外国特許庁の審査に提供すること」、「引用文献の記載様式を国際的に」統一すること」、「審査の実質的な相互承認を実現すること」、「日米双方への特許出願に対する米国特許商標庁の審査結果を日本特許庁が承認するなど、相互承認をわが国が先行すること」を着実に推進する。
(2) 特許制度の国際調和をわが国が主導する。
(3) わが国主導で国際的な特許の電子システムを構築する。
(4) 日中韓における原語出願の導入(中国・韓国で、日本語・英語による出願の受理)を目指す。
(5) グローバル化の対応した国際的な商標制度を構築する。
 (理由))
   内閣知財戦略本部の知財推進計画2008(2008-6-18)と、表現を含めて整合していただくことが、民間において理解し易いと存じます。
2. イノベーションと知財政策に関する研究会の報告書(案)について
 (意見)
   報告書の冒頭に、「持続可能な世界の特許システムの実現」と題し、「仮想的な世界特許庁の構築に向けて」と副題されましたが、「世界の特許システム」と「仮想的な世界特許庁の構築」とは、未だ本質的に異なる概念であると考えますので、副題を、「実質的な世界特許の実現」、また、本文の「国際連携ネットワークの拡大」の副題「仮想的な世界特許庁の構築に向けて」を、「実質的な世界特許の実現」と、分かりやすいようにしていただきたいと存じます。
(理由)
上記1についての意見の理由と同趣旨であります。
(修正の御要求・ご意見等は、sanaripat.@gmail.com へ)
JPO、public comment、patent system、イノベ-ション、世界特許

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム