2008年6月14日土曜日

Tasks of Pro-Innovation Patent:Shift of Innovation Objects

Tasks of Pro-Innovation Patent:Shift of Innovation Objects:プロイノベーションの知財開発が志向すべき課題の流動→ 22日石油ハイレベル会合
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
別サイト http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog 世界知財検索エンジンの提案(2008-6-13記事)
別サイト http://d.hatena.ne.jp/SANARI/ 完全子会社化による発展戦略が多業種に(2008-6-13記事)

 甘利経済産業大臣は昨日の定例記者会見で、来る22日の産油国・消費国ハイレベル会議を「その重要度は極めて高い」と述べた。石油の需給と価格の方向性は、イノベーションの方向性に直結し、従って、プロイノベーション知財開発の方向性を動かす。具体的には例えば、代エネ関係PATENTの産業上利用可能性に影響する。

1. 甘利経済産業大臣会見(208-6-13)の内容(SANARI PATENT要約)
1-1 産・消国対話(産油国消費国の22日ハイレベル会議)
1-1-1 ハイレベルの目的について質問
22日予定の、産油国と消費国ハイレベル会合の内容は何か。
1-1-2 応答
 サウジアラビアの石油大臣から私に電話があり、OPECや主要消費国、国際機関、ファンド関連などの原油関係者による会合案を示され、参加を要請された。
 私は、あらゆる会議で原油価格の現状は異常で放置できず、産消両国で取組むべき課題であると主張し続けてきたから、今次サウジアラビア国王の呼びかけは時宜にかなったものとして歓迎する。
 即効性よりも、中長期に向けて明確に安定性ある成果を期待する。
1-2-1 出席者について質問
 総理大臣と経済産業大臣の出席予定はどうか。
1-2-2 応答
 総理に出席されたく、私も是非同向する。
1-3-1 元首出席について質問
 英国のブラウン首相は参加を表明とのことだが、元首クラスの会議になるか。
1-3-2 応答
 閣僚級以上になることは間違いないが、元首クラスになるか、未定。
1-4-1 会議の特徴について質問
 22日の会議の特徴は何か。
1-4-2 応答
 OPECの盟主であるサウジアラビア国の国王自身が呼びかける会議で、従来のOPECの定例的会議等と異なる、重要度の極めて高い会議と考える。
1-5-1 具体的議事について質問
 どんな点が議論されるか。
1-5-2 応答
 将来に向けてのファンダメンタルズを安定させることについて、メッセージを発することが最も重要である。すなわち、現在は石油の需給が合っている、供給ショーテージを起こしていないにもかかわらず、石油価格が高騰していることは、石油を増産してもだぶつくだけ、というのが産油国の主張である。しかし、ファンドは、現在は足りているけれども、将来は不足bと見越して先物買いしている。
 ファンダメンタルズというのは、将来にわったて供給不足を起こさない対応をとるということであるが、具体的には、増産、石油生産能力の拡大投資(設備能力の上限引上げ)により将来の不足懸念を除くことである。


2. SANARI PATENT所見
上記1-5-2の応答が、極めて重要である。述べられた意味でのファンダメンタルズが構築されれば、プロイノベーションの具体的目標も設定できる。
(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)
OPEC、サウジアラビア、甘利経済産業大臣、英国首相、原油価格

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