2008年6月22日日曜日

Attraction of KADOKAWA Stockholders General Meeting

Attraction of KADOKAWA Stockholders General Meeting :株式会社・角川グル-プホールディングスの業容展開
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
別サイト http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog 中小企業研究開発政策を経済産業大臣説明(20080621記事)
別サイト http://d.hatena.ne.jp/SANARI/ 世界市場で高シェアの中小企業事例(20080621記事)

  各社株主総会が来る24日の集中しているが、角川は今日22日に招集している。総会後、「カンフーパンダ」(中国4000年の歴史を変えるニューヒーロー誕生!? 7月26日全国拡大ロードショー!)上映と案内されていて、角川にふさわしい行事である。

 角川グル-プホールディングスの角川 歴彦会長は、内閣知財戦略本部の有識者本部員(計10名)として、コンテンツ政策について多くの提言をされており、その意味でも角川の業容の展開ぶりに関心が持たれる。

 内閣知財戦略本部の知財推進計画2008は4日前に決定されたが、コンテンツ政策の動向と照合することも意義深い。

1. 角川の今次報告(SANARI PATENT要約)
1-1 コンテンツ業界全体の環境
1-1-1 出版業界が全体として厳しい経営環境にあり、販売金額は前期比で、雑誌97.1%、書籍96.6%、全体で96.9%と推定されている。
1-1-2 映画興行収入は、洋画は、ほぼ前期並みの99.0%であったが、邦画は95.4%で、全体では前期比97.3%となった。
1-1-3DVDソフト出荷額は、前期比95.8%であった。
1-2 角川の対応
1-2-1 総合メディア企業として、出版、映像、クロスメディアの3事業による高収益性のオンリーワン企業を指向し、ビジネスドメインごとに事業構造改革を推進し、傘下各事業会社の付加価値向上を企図している。
1-2-2 出版セグメントは、多メディア展開の源流となるコンテンツを創出する。
1-2-3 映像事業セグメントは、企画・制作・配給・興行・DVDのパッケージ販売、テレビへ権利販売という事業の垂直的展開と共に、統合によるスケールメリットとシナジー効果の最大化を進めた。
1-2-4 クロスメディアセグメントは、紙媒体とインターネットを組合わせて情報発信力を強化している。
1-2-5 当3月期の連結業績は、1507億8900万円(0.6%増)、営業利益51億3300万円であった。

2. SANARI PATENT所見
   通信、放送、テレビ、ケータイ、インターネット、ライブの各業界・各業態がクロスないし融合して次世代コンテンツを創出しつつある。なお、内閣知財戦略本部の2008計画については、
 別サイト http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog 2008コンテンツ政策
 (20080621記事)ご参照。
(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)
KADOKAWA、角川歴彦、出版、映像、クロスメディア、カンフーパンダ

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