2008年1月11日金曜日

PANASONIC vs. TOSHIBA 

PANASONIC vs. TOSHIBA 「松下の社名・ブランド統一」、「HD-DVDとパブル-レイ」、「ジャパン・ニホン・ニッポン」(「理系人材育成」は明日に)
弁理士 佐成 重範 sanaripat@nifty.com Google検索SANARI PATENT
別サイト http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog/ 2007-1-11 TERUMO・OMRON

 NHKが松下電器産業の正式発表に先立って、「パナソニックに社名変更」を報じたこと(2008-1-10-15.30)は、電機販売店や消費者にとっても、遅い判断ながら適切、と受け取られたと考える。夕刊のトップ記事になったのも、ブランドと国際市場への関心の広がりを想わせた。

1. NHKの報道(SANARI PATENT要約)
1-1  これは松下電器産業が本日中(1-10)にも発表を予定しているニュ-スであるが、同社は、経営の神様と呼ばれた松下幸之助氏が創業来、90年にわたって使ってきた社名の松下と、テレビや海外向けのパナソニックと、白物家電のナショナルを、全てパナソニックに統一する。
1-2  企業イメ-ジやブランド力を国際的に高めるためで、今年10月にも社名を変更し、昭和2年にランプ発売来のナショナルも姿を消す。
1-3  国内だけでなく、成長著しいアジアなどを舞台に電機メ―カの競争激化の中で、松下電器は社名・ブランド統一により存在感を高め競争力を増強する。

2. ところで、ジャパンとニホンとニッポンは
2-1  日本発のコンテンツで日本文化を海外でのソフトパワ-にするという内閣知財戦略本部の計画で、内閣ではニッポンに統一されているのか。SANARI PATENTは、ニッポンが正しいと考えるが、その理由はジャパンから逆流する。
2-2  Japan の語源は、マルコポ-ロの東方見聞録のジパングであるが、これは「じっぽん」の変形であるから、ニホンではなくニッポンが正しいと考えられる。

3. WARNER BROS. PANASONIC, TOSHIBA
3-1 パナソニックに社名・ブランド統一が国際競争力強化の一環であることは当然として、当面関心が集中する次世代DVDの帰趨はどうか。Asahi.com(2008-1-7)は、WARNER BROS.がHD-DVDから撤退して「ブル-レイ優位鮮明」と観測している。
3-2 ブル-レイディスクとHD-DVDの対比はしばしば掲載されてきたように、SONY、PANASONIC、SHARPと20世紀FOX、WALT DISNNYらがブル-レイディスク、TOSHIBA、NICROSOFTとUNIVERSAL PICTURESらがHD-DVDと、陣営が分かれ、WARNER BROS.は両用と位置づけられてきた。WARNER BROS.の今次方針転換が実現すれば、PANASONIC統一ブランドと共に影響が考えられる。
(この記事の修正ご要求は、sanaripat@nifty.comに送信下さい)
PANASONIC、TOSHIBA、ブランド、ジャパン、DVD

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム