2014年3月3日月曜日

高視認性安全服、新規炭素繊維織物、機能性寝装備・インテリア、独自濃染加工などサカイオーベックスの創出


弁理士 佐成 重範  Google検索 SANARI PATENT
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相手先ブランド製造(Original Equipment Manufacturing)縫製製品が想定以上に伸長して、増収報告したサカイオーベックスは、織布からの一貫を特色とする製錬染色加工大手として、東レとも緊密に、織編物・衣料販売に加えて、電子・漁礁・建設にも業容を拡大していることを特色とし(会社四季報)、「繊維販売はユニホ=ム、スポーツ用途生地、OEM縫製製品が想定以上。中国も好伸。2015年3月期も繊維販売は生地販売、OEM縫製品ともに堅調」と高評価されている。加えて、「クラレの子会社と共同で鉛フリーのX線防護素材を開発し、医療機器メーカー・病院向けに拡販。福井県保有技術使用の炭素繊維複合材は、量産に向けて装置開発に着手」(同)と、新規開発も着実に進めている。関連してサカイオーベックス株は昨年初来高値を更新して236円に達し(2014-03-03前場高値)、昨8月安値120円の96.7%高に及んだ。
サカイオーベックス製品の創出性は随所に発揮されているが、例えば同社の高視認性安全服用テキスタイルは欧州連合の作業者安全規格にも適合し、日中や薄暮時には太陽光により蛍光色視認し、夜間は再帰性反射材によりヘッドライトの反射光を認識することにより、着用者の存在を早期に明示する。また例えば、同社の炭素繊維開織糸は、その原糸断面が円(丸)かやや扁平であるのに対し、巾方向に拡げられて断面は扁平であり、その新用途は多分野にわたる。
佐成重範弁理士所見→繊維素材の新属性の開発、繊維製品の新属性の開発、不織製品の開発の3面から、独創の展開がイノベーションの起動力として期待される。
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