2013年12月12日木曜日

脳梗塞に再生医療の適用、ニプロ事業を経済産業省が支援


 

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT




革新医療機器大手のニプロ上半期報告が届いたが、前年同期比22.3%増の売上高で、海外比率も4割を超え、人工腎臓における強みを益々発揮すると共に、後発医薬品拡充により医療費国策の要請に応える一方、再生医療の新分野においては、経済産業省・平成25年度「再生医療等産業化促進事業」にニプロの申請事業が採択されるなど、緊要な新分野への着実な実行が見られる。特にこの経済産業省事業は、ニプロが予て「骨髄間葉系幹細胞の産業化応用に関する研究」について、札幌医科大学と共同研究契約を締結してきた課題である。札幌医科大学は今年3月から、脳梗塞の新らしい治療法として、患者本人の骨髄に含まれる幹細胞を使用して脳梗塞を治療する再生医療の医師主導型治験を開始しているが、ニプロは今年4月から、社員数名を同大学に派遣し、産業化の早期実現を期している。現下、最も要請されるテーマに即応するものと言えよう。

(訂正の御要求は sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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