2013年7月12日金曜日

アルテック、中国・大都市でペットボトル容器の製造事業等展開、インドネシア、インドにも


弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT
特殊産業機械のアルテックが年初来高値を更新して464円に達し(2013-07-11高値)、4月安値160円の2.9倍に及んだ。アルテックは、「包装・印刷関連など特殊産業機械の専門商社。中国等でペットボトル容器の製造事業を展開。海外比率38%」と特色付けられ(会社四季報)、「薄利のゲーム・DVD用ケースからは撤退し、好採算の大型機械、特に印刷機械などの拡販が奏功。人員削減・出張費抑制も寄与し、営業増益」(同)と高評価されている。加えて新商材として、3Dプリンタの取扱品目を拡充。既存のインクジェット方式以外に熱溶解積層方式を追加。計画中のインド進出は、今年中に現地法人設立を計画」(同)など、成長市場の標的が的確と、佐成重範弁理士は考える。
アルテックの張能徳博(ちょうのう・のりひろ)社長は、その志向を次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
1.     アルテックは、1976年に、印刷・包装機械輸入販売の産業機械専門商社として創業、欧米の最先端技術を導入し、市場環境と顧客ニーズの変化・多様化に即応して業域を拡張。
2.     現在は、ICカード関連機器、プラスチック・ゴム成形機、3Dプリンタ、医薬品充填装置、食品加工機械、水処理装置、廃棄プラスチック再生処理機械等に及んでいる。
3.     上海、バンコク、ジャカルタに設置した現地法人により、東南アジア進出日系企業に応需している。インドにも拠点を開設する。
4.     中国・蘇州においてペットボトルプリフォームの製造を開始し(2002)、広州等にも拡充、インドネシアにも製造拠点を設置した(2007)
佐成重範弁理士所見→プラスチック成形品については、これに付するキャラクター図案や形状への嗜好が国域により多様であると共に、拡販速度への影響が大きい。ボトルの内容も含めて、日本および現地企業との連携強化によるアルテック製品の大市場占有を期待する。

(訂正のご要求は sanaripat@gmail.com mail下さい)

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