2013年7月2日火曜日

カシオ計算機、ブランド時計拡販、電子辞書好調、デジカメ高付加価値特化


弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT
海外比率が6割に近く、消費者・生産者の双方に馴染み深いカシオ計算機の決算報告が届いた。「従来にないビジネスモデルの開発で、新たな収益の柱をつくる」と、意欲益々軒昂である。
既に「続伸」「新製品」の合言葉で評価され、「樫尾4兄弟が開業。設立56年余。電波時計・電子辞書で高シェア。デジカメも展開。携帯事業は持分法移行」特色付けられ(会社四季報)、「利益性の腕時計は北米などで堅調持続。ブランド品シフトが進み、平均単価も上昇。電子辞書の需要も底固い。デジカメも収支均衡。営業益続伸」(同)と高評価されている。加えて、「北米で下期に、鳥や植物等の解説音声付き図鑑を搭載した電子辞書を投入」し(同)、国域によって様相を異にする選好の濃淡を考究し尽くした事業戦略・商品戦略の展開ぶりである。
今次報告で同社・樫尾和雄社長は、次のように述べている(SANARI PATENT要約)
1.     2013-03期における大幅増益は、時計のブランド製品拡販、電子辞書新製品の好調、デジカメの高付加価値特化、販売エリアの見直しなどによる。
2.     今後、時計は、高収益力あるブランド製品の比率を高めると共に(佐成重範弁理士所見→カシオ計算機のブランド「G-SHOCK」の全要素堅牢性は米国軍隊のみならず。世界の特殊部隊隊員に使用されている)、電子辞書・デジカメ・システム事業を更に高機能しシェアを高める。
3.     時計の新たな可能性の追求として、Bluetoothを、世界のメジャーなスマホと接続する。
4.     タブレット端末を、様々な業種にカスタマイズして提供する。
5.     カシオサイネージをネットワークに接続し、クラウド技術を用いたサービスを提供して、顧客の売上高増に繋げる。
(訂正のご要求は sanaripat@gmail.com mail下さい)



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