2012年10月27日土曜日

LTEがNECネッツエスイアの好調に反映

弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT




NEC 工事部門由来のNECネッツエスアイ株(東証1部)が年初来高値を更新して1468円に達し(2012-10-26)、4月安値1145円の28.2%高に及んだ。「一般企業・通信会社向けにシステム構築やクラウドを提供。柱の通信工事は、固定網関係は厳しいが、携帯用の次世代電気通信システム(LTE)対応工事案件が多い」と特色付けられ(会社四季報)、「上期は自治体向け消防システムが上乗せ、NECと連携し積極営業。保守サービス会社の株式を取得し、訪問保守など提供サービスの種類を増やし、営業益強含み、6期連続増配(同)と高評価されている。

昨日(2012-10-25)、第二四半期業績を発表したが、売上高10445600万円で前年同期比15.0%増、営業利益348200万円で47.1%増、経常利益357400万円で44.0%増、四半期純利益215200万円で48.6%増と好調である。NECネッツエスアイはこれについて、「震災を契機として事業継続計画や省エネに対する意識の高まりを背景にしたデータセンターやクラウドなどの情報通信技術サービス利用に対するニーズが強まっていること」に加え、「新ビルの建設ラッシュに伴うオフィス移転関連案件が増加したこと」、「特に企業競争力強化に向けてオフィスでの働き方改革や、情報通信技術サービスの利用による本業へのリソース集中など、経営者の投資効果に対する意識が厳しくなる一方で、情報通信技術を活用する経営改革へのニーズが高まったこと」、また、「通信事業者においては、スマホ利用者の増加に伴う通信量急増に対応した通信品質向上に向け、高速・大容量ネットワーク整備への投資が継続していること」などを挙げているが、NECネッツエスアイの業績を通じて、情報通信技術の現実と動向を把握する好機と、SANARI PATENTは考える。

(訂正の御要求は sanaripat@gmail.com に御送信下さい)

 

 

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