大洋基礎工業の特殊土木工事と研究開発状況
弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT
建物の価値保存・向上のためのリメイク・リハウスなどを含めて、基礎工事の在り方が、技術的にも経済的にも、更には国民安全のためにも(高速道路インフラの老朽など)関心を集めている折柄、太洋基礎工業株(JQS)が年初来高値を更新して470円に達し(2012-10-23)、4月安値426円の10.3%高に及んだ。太洋基礎工業は、「下水道など特殊土木工事(官公需)と積水ハウスの住宅地盤改良工事が二本柱。東海3県に強み」(同)と特色付けられ(会社四季報)、「耐震補強など前期からの繰越案件多く、受注残を順調に消化。主力の特殊土木が工事高増加。新工法を相次いで適用」(同)と高評価されている。特許発明の開発も活発で、太洋基礎工業を出願人とする最近の特許庁公開事例(SANARI PATENT要約)としては(早大等との共同出願を含めて)、
1.
発明の名称「地盤改良撹拌装置」(特許庁公開日2012-08-09)→撹拌翼の耐用期間を、従来よりも長くする地盤改良撹拌装置を提供する。
2.
発明の名称「地盤改良工法およびその管理工法」(特許庁公開日2012-08-09)→塑性指数Ipおよび液性限界WLが大きい高塑性粘土であっても、切削土塊を細分化し、固化材との混合を均一にして、良好な深層混合処理杭や柱状連続壁を造成できる,新たな地盤改良工法およびその管理工法を提供する。など。
佐成重範弁理士所見→既存構築物のリメイクを含めて、新たな工法が注目される分野であり、特に、公費投入も多額となる分野であるから、太洋基礎工業ほかの研究開発には特段の注目を要する。
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