2012年8月19日日曜日

TC-Lease、モノに関するサービスの「深化」とファイナンス希望の「進化」

国内「ジェットスタージャパンの株式取得」、海外「インド・タタグル-プと協業」
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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TC-Lease(東京センチュリーリース)((東証1部)の資料が野村IRの紹介で届いた。みずほ系で、伊藤忠の持株比率が25%。過去最高を更新する増収増益基調。
同社・浅田俊一社長は次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
1. 2012年3月期のわが国リース設備投資額は、前期比1.3%増の4兆1682億円となり、回復の兆しが見えてきた。
2. TC-Leaseは、「総合ファイナンスカンパニー」として、「統合シナジーの最大化と、次なる成長ステージへの変革シナリオ」計画のもと、営業と経営の基盤強化に取組んでいる。営業面では、伊藤忠と共同出資で伊藤忠グル-プ向けのファイナンス子会社を設立したほか、環境エネルギー部を新設した。海外においては、2011年9月にインドネシア現法が営業開始し、同12月には、中国本土で4拠点目の蘇州分公司を開設するなど、中国アジアネットワークを拡充した。
佐成重範弁理士所見→TC-LeaseがインドのTata Capitalと、2012年4月に、インドにおけるリース事業に関する業務提携の覚書を締結したことは、日系企業の進出が著増する同国において、設備投資向けリースの需要拡大に先行応需するものとして高評価される。Tata Capitalは、情報通信・エンジニアリングなど広汎な分野をカバーするインド最大の企業グループであり、そのインドにおけるビジネスノウハウと、TC-Leaseのファイナンスノウハウの相乗が期待される。
国内基盤の強化の一つとして、ジェットスタージャパンの株式(議決権比率16.7%)を三菱商事から取得し、JAL・三菱商事と共に3社共同出資のLCCが、来年(2013年)から、短・中距離の国際線に就航することも、TC-Leaseのグローバル価値を質的に飛躍させると考える。
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