2012年8月15日水曜日

宝飾品のリアル価値高まる世界通過情勢下、東京貴宝の感動価値

半世紀前、イザナギ景気に先行開業した東京貴宝の成長ぶり

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

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宝飾品卸専業大手の東京貴宝(JASDAQ)株が昨日、年初来高値332円を付け(2012-08-14)、年初1月高値186円の1.8倍に達した。宝飾品市況のグローバル動向は、世界経済の主要指標の一つでもあり、東京貴宝の業況はその意味からも注目される。

東京貴宝は、設立来52年の業歴だが、「催事販売で成長、フルアイテムを持つが中高級品に強み、オリジナルブランドも強い」と特色付けられ(会社四季報)、「国内は主柱の催事販売が集客堅調」と評価されている(同)。

東京貴宝が資本金500万円で都の神田に開業したのは1960年だが、4年後の東京オリンピックを経て1965年「いざなぎ景気」が始まる60年代の冒頭であり、タイミングも好適だったと言えよう。1987年には、シンガポール現地法人Legend Jewel Private Ltd.を50%出資で合弁設立。1990年、キングダイヤモンドを吸収合併、翌1991年にはジュエル貿易を吸収合併、翌1992年にはアンテナショップとして、小売専門会社ジェイ・エム・シィを100%出資で設立、1995年、香港現地法人Legend (Far East) LTD.を50%出資で合弁設立。2008年、香港現地法人Tokyo KIHO Overseas (HK) Ltd. 設立と、企業体制の再編・増強を経ている。

東京貴宝の中川千秋社長は、「夢・感動・癒しをジュェリーに込めて」と題して、「東京貴宝は、物質的な豊かさだけでは決して得られない夢や感動や癒しを求める心を、ジュェリーという形に表現して提供することを使命と考えております。ジュェリーは生活必需品ではありませんが、単なる物としての美しさだけではなく、お客様の思い出や歴史や物語を投影できて、その人の人生に潤いと豊かさを齎すものと信じております」と述べている。

佐成重範弁理士所見→上記・中川社長の「生活必需品ではないが」という評価もさることながら、欧州の一部では、自国通貨に代わる生存確保財産として、貴金属・宝石が転換取得されている実相とその趨勢にも想いを馳せる。

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