2011年9月25日日曜日

LED電球に対する家庭の選好と知財開発

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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家庭用電球の寿命は、同一家庭内でも位置による使用条件の多様性に対応して多様であるし、LED電球の光源属性も未だ進化の過程にあるので、その製造コスト低減の可能性と共に、技術開発の過程にあると見られる。最近の特許庁公開特許発明技術にも、例えば、
(1) シャープ「LED電球」(特許庁公開日2011-08-18)→ 従来のLED電球は、筒状の基板の軸方向に沿った外側壁と、軸方向に直角な外側面にLEDを実装し、前記基板を覆うように透光性カバーを設けることにより、前記基板の軸に直角方向にも強い光を放射させることができ、照射範囲(配光領域)を広くすることができるが、製造工程が複雑となり、製造コストが高くなるという問題があることを解決する構造のLED電球を提供する。
(2) 東芝ライテック「LED点灯装置」(特許庁公開日2011-08-11)→ 商用交流電源に接続して点灯するLED電球のような比較的小電力のLED照明装置用として好適な小型化が可能なLED点灯装置を提供する。
(3) シャープ「LED電球」(特許庁公開日2011-07-21)→ 全周にわたって配光し、高出力かつ器具効率の高いLED電球を実現する。
(4) パナソニック「ランプ」(特許庁公開日2011-07-14)→ 筺体の軽量化・取扱性に優れた電球形ランプを提供する。
(5) 神戸製鋼「LED電球の放熱部の製造方法およびLED電球の放熱部(特許庁公開日2011-07-07)→ アルミニウム合金製ランプ材に絞り加工とローレット加工を施すことにより、LED電球の放熱部を製造することができ、製造コストを低減し、しかも、 アルミニウム合金ダイキャスト製の放熱部と比べて遜色のない放熱性を得ることができるLED電球の放熱部の製造方法およびLED電球の放熱部を提供する。など。
SANARI PATENT所見
上記各発明の配光性・放熱性・製造コスト等の解決課題に見るように、在来電球との価格対比において、消費者が納得できるLED電球の進歩が望まれる(R Site2011-09-25ご参照)。
(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)

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