2011年9月22日木曜日

ECビジネスの欧州拡大、楽天が英Play Holdings買収

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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電子商取引(EC)の普及と高度化は、国民経済の水準をしめす重要な指標と考えるが、わが国におけるB to C ECの発展とイノベーションを推進してきた楽天が、米国・中国を始めアジア諸国と共に、フランス・ドイツと欧州中央に進出し、更にこのたび英国のEC大手Play Holdings Ltd.買収を発表(2011-09-21)したことに、大きく期待する。発表の内容(SANARI PATENT要約)は、
(1) 楽天は、日本におけるNo.1 Internet Shopping Mallである「楽天市場」等を運営する総合Internet Service事業で、B to C EC企業では売上高世界第2位である。「楽天市場」は、商品数8000万点を超える品揃えと、出店店舗に対して提供するEC Platform技術およびコンサルティング等の運営ノウハウにおいて、日本国内で圧倒的強みを保有している。
(2) 楽天は、ECを始め各種事業を米国・欧州・アジアの諸国で展開し、2010年にはフランスのEC事業者PRICE Minister SASを完全子会社化して業績順調であり、また先般、ドイツのEC事業者Tradoria GmgHを子会社化した。
(3) このたび、買収を合意した英国Play Holdingsは、英国においてEC Site・play.comを運営する企業グル-プを統括する持株会社で、1400万人の顧客基盤と700万点超の商品登録数を有し、英国で第4位のEC事業者である。
(4) Play Holdingsは、Site運営者事業体が売主となるFirst Party型と、楽天方式のMarket Place型の両ビジネスモデルを有し、良質な商品を低価格で顧客に提供する点、および幅広い品揃えに強みがある。
SANARI PATENT所見
中国・ブラジルなど新興国の所得向上で、グローバルなEC市場が、欧米と均質化しつつ展開すると考える。楽天が、上記(4)の両ビジネスモデルに練達して、世界市場に良質・低価格製品普及の生活者利便を浸透することを、わが国にとっての誇りとしたい。
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