2010年7月11日日曜日

SAMSUNG is Proud of Achieving Big Sales While many Top Global Players Faltered 

創立40周年・韓国サムスン電子の世界シェア拡大
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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 サムスン電子の崔志成社長は、「一寸先を見通すことが困難な昨今の経営環境のもとでもサムスン電子は、絶え間ない技術開発・自己革新・積極的投資により、2009年には世界金融危機以前の水準にまで業績を回復することができた」と述べているが、ディスプレイサーチ、IDC、ガートナーの各調査によれば、サムスン電子の2009年世界シェアは、薄型テレビ売上高23.4%、液晶パネル売上高27.6%、DRAM売上高32.5%でいずれも世界首位、携帯電話売上台数20.1%で世界2位を占めている。日本のメーカーの各最高位は、薄型テレビでソニーが12.4%で2位、液晶パネルでシャープが6.5%で5位、DRAMでエルピーダメモリが16.4%で3位、携帯電話でソニーエリクソン(英国籍だが)が5.1%で4位にとどまっている。
 このような順位表については、「韓国企業は日本の大学発の成果を採用して、基礎より応用で稼いでいる」というレポート(朝日2010-07-08)もあり、「乏しい独自性に危機感」とまで踏み込んでいるが、佐成重範弁理士が経済産業省有機化学課総括班長在勤の若かった昔に、米国からの技術導入許可案件の審査が主たる業務の一つだったことを回想しないでもない。
 上記レポートは、「液晶物質のブルー相の特性を利用して、サムスン電子が液晶パネルの新製品を試作発表し、画期的な発明と評価されたが、2002年にこの関係の特許を得た九州大学・菊池裕嗣教授は、『私の研究も参考にして、水面下で研究を続け、開発までこぎつけたのだろう。サムスン電子は素材の有望性を見通して、力づくで製品を作って見せた』としている」と述べている。
 特許権紛争に至ることなく先端開発ができれば、「力づく」の力が、日本メーカーに不足だったと言われないように念願する。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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