2010年7月19日月曜日

Basic Recognition of Government Patent Promotion Program

内閣知財戦略本部知的財産推進新計画の基本認識
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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(承前2010-07-18記事)今次「知的財産推進計画」は、基本認識として次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
(1) 日本の技術力は多くの分野で依然として世界最高水準だが(SANARI PATENT考察: 世界最高水準である技術と、検索技術など日本が追随している技術を、各少数でも例示する方が良い)、そのことが日本の産業の国際競争力に必ずしも結びついていない。それは、国際競争力が、優れた技術を前提としながらも、それだけではなく、画期的なビジネスモデルや、戦略的な国際標準化を含む総合的な知的財産マネジメントに依存するようになったためである。(SANARI PATENT考察: 日本が国際競争力を有していた過去の事例、すなわち、米国から技術導入に依存しつつ、対米国でも国際競争力を発揮した要素を述べるべきである)。すなわち、「知を使う知」の競争が熾烈になってきた。(SANARI PATENT考察:「知を使う態様」(オープンイノベーションの在り方など)の競争が熾烈になったのである)。
(2) 産業横断的施策としては、人材育成、知財制度の改善、イノベーション共創の場の構築により、ものづくりの技術力と表現の文化力の総合力を活かす知財戦略を構成する。
SANARI PATENT所見
 内閣知財戦略本部は、「今次知的財産推進計画は、これまでの計画の延長上にあるのではない」と特に明言し、「今後の日本産業の国際競争力強化の中枢に位置付け、新成長戦略と連動し、科学技術政策・情報通信技術政策と一体化して、スピード感をもって推進する」旨を述べているが、「科学技術政策・情報通信技術政策と一体化」は、これまでも当然同様だった筈で、内閣に設置の本部数が累増したに過ぎない。一体化の速度は、著作権制度の米国並み化を、特に優先すべきである。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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