2010年7月15日木曜日

Demand Side Management of Power Necessary in the Coming EV and Solar Power Society

太陽光発電と電気自動車時代における需要者側電力需要制御
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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(6) (承前2010-07-14記事)軽いメータ(SANARI PATENT注:データ計量用の単機能メータ)の普及なしにDSM(SANARI PATENT注:Demand Side Management: 電力需要量のコントロールによる効率的電力需給関係の制御)などのスマートグリッドを進め得るとは考えられない。智恵の無い発想に基いて、現在の知見だけでコストが高いとして、導入の可否を安直に考えるべきでない。
(7) 今後、太陽光発電や電気自動車が大量導入される環境のもとで、DSMの意義は、ピークカット、見える化による省エネのみならず、エネルギーを無駄に捨てないことにある。これまでのDSMの実証は、利益を過少に評価している。小規模な実証での利益だけでなく、将来的に大規模に普及した場合の利益を考慮すべきである。DSMの本命は基本的に自動制御だと考えているが、機器開発のインセンティブは小規模の実証のみだは起動しない。
(8)  スマートメータをシステムの全体において、どう使うかのソフトが、実用化のため必要である。太陽光発電や電気自動車のデータを蓄積して、答えを出す必要がある。顧客の個別最適ではなく、公益的な観点から全体最適な方向を考えるべきである。
SANARI PATENT所見
「創エネ蓄エネには、全体最適に反する可能性がある」という発言にも、創エネ蓄エネに政策熱中の観がある折柄、十分検討を加えるべきであるが、創エネ蓄エネの知財開発は益々重要である。(以下次回)
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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