2010年5月17日月曜日

MIZUHO Bank Preserves its Innovative Spirit by the Patent Applications 

みずほ銀行の性格由来と最近のビジネス特許動向
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat
 みずほ銀行(みずほフィナンシャルグル-プ)の8000億円増資計画や、その3会長が2010-06に揃って退任するというニュースで、その体質が改めて話題になっているが、みずほ銀行が興行銀行・第一勧業銀行・富士銀行の3行統合で2000年に出現したことも、一般顧客の記憶からは既に希薄化しつつある。しかし佐成重範弁理士は、経済産業省在任およびその後の関係機構運営において、富士銀行を出資行としたり、興行銀行の政策融資に共感したりして過ごしたので、三菱東京や三井住友銀行とは異なる肌合いを依然として感じている。
 トップ変革(会長だけで、社長は相変わらず3行出身の3名というが)の効果は今後を注視するとして、SANARI PATENTらしく、みずほ銀行のビジネス特許活動ぶりを、ここで見ておこう。以下は、みずほ銀行を出願人とする特許出願の特許公開状況である。
(1) 発明の名称「業務管理システム,業務管理プログラム及び業務管理方法」(公開日 2010-04-15)→ 帳票のイメージデータに基いて、業務委託先を利用者しながら、高率的に的確にデータエントリを行うための業務管理システム,業務管理プログラム及び業務管理方法を提供する。
(2) 発明の名称「ローン情報提供システム、ローン情報提供方法及びローン情報提供プログラム」(公開日2010-04-02)→ 顧客に対して、効率的に極度額の変更についての案内を行うためのローン情報提供システム、ローン情報提供方法及びローン情報提供プログラムを提供する。
(3) 発明の名称「顧客案内システム、顧客案内方法及び顧客案内プログラム」(公開日 2010-02-25)→ 顧客に対して、的確な順番待ち状況に関する情報を提供するための顧客案内システム、顧客案内方法及び顧客案内プログラムを提供する。
(4) 発明の名称「顧客情報管理システム、顧客情報管理プログラム及び顧客管理方法」(公開日 2010-02-25)→ 利用者にとっては、できる限り簡単な操作により顧客情報を提供することができ、企業においても簡易かつ効率的に顧客情報を登録するための顧客情報管理システム、顧客情報管理プログラム及び顧客管理方法を提供する。
(5) 発明の名称「宝くじ販売支援システム、宝くじ販売支援方法及び宝くじ販売支援プログラム」→ 顧客の希望やキャリーオーバー状況に応じて、効率的に宝くじを販売するための宝くじ販売支援システム、宝くじ販売支援方法及び宝くじ販売支援プログラムを提供する。
SANARI PATENT所見
 わが国の政策融資の態様が著変しつつあるが、みずほ銀行構成3行の政策的スピリット、イノベーション志向を、上記特許発明の近況からもうかがうことができる。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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