2010年1月28日木曜日

Re-Use Business by Second-Street vs. Second Life Business by Avatar 

セカンドストリート株式会社のリユースビジネスとセカンドライフのアバタービジネス
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
C Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog
R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat
 野村証券アイアール誌のセカンドストリート(大証2部)紹介記事を見て、セカンドライフの語を思い出した人も多いのではないか。セカンドライフはわが国でも数年前に華やかに登場したが、機が未だ熟さず、鳴りを潜めていた感があったが、最近、アバターによる仮想空間ビジネスとしてMeet-Meなど、新しいビジネスメソッドとして活性化しつつある。
 一方、セカンドストリートのリユースビジネスは、現実空間のビジネスであるが、依然は古めかしいビジネスであった古本・古着など中古品売買の商売が、極めて先端的な、新しい感性の、しかも現代の要請に適合したビジネスとして創成されたといえよう。上記記事の内容(SANARI PATENT要約)は、
1. 古本事業から発足したセカンドストリートは、その後うどん事業や複合カフェ事業などを多角的に展開していたが、経営安定化のためそれら事業から撤退し、急成長していたリユース事業に特化する道を選んだ。1996年のセカンドストリート出店から始めたリユース事業は、市場の拡大と共に順調な成長を遂げ、現在では、家電・家具・スポーツ用品・生活雑貨など様々な商品を扱う総合リサイクル店「セカンドストリート」と、衣料・服飾雑貨を専門に扱う「ジャンブルストア」を全国に展開しているが、後者が売上高の68%を占めている。
2. 衣料・服飾雑貨の市場は、他のリユース商材よりも市場・集客面で成長の余地が大きい。この業界では販売品のほとんどを客から購入するので、消費者に極めて近い存在である。そして、一人が複数保有し、不要になるものが必ずあり、特にファッション感度の高い年齢層は流行を追求するから、低廉な仕入れが可能である。
3. 従って、経済産業省調査で小売企業の売上高総利益率の平均が27.6%であるのに対して、セカンドストリートのそれは68.7%に達している。
SANARI PATENT所見
 セカンドライフのアバターを活用する販売は、衣料・服飾雑貨をアバターに着脱させて自由な選択を楽しませた上でネット通販と同様の取引効果を挙げつつある。セカンドストリート式の商法が、セカンドライフのアバターも活用するに至れば、リユースビジネスも更に飛躍すると予想される。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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