2015年6月6日土曜日

太平洋セメント、セメント首位で米国・アジアに展開


内外の需要基調活発ながら、諸般の問題点も顕在・伏在

弁理士 佐成 重範 Google,Yahoo! 検索 SANARI PATENT

海外比率約2割の太平洋セメントにおいて、内外特にアジアにお

けるインフラ投資の意欲旺盛な折柄、太平洋セメントの総会通知

が届いた。既に太平洋セメントは「米国・アジア展開。骨材・建

材等に多角化。石炭灰、汚泥・産業廃棄物の再利用も収益源化」

と特色付けられ(会社四季報)、「海外奮闘。インフラ整備が進む

フィリピンでセメント最終製品の生産能力を1.7倍に増強。東京オ

リンピックを控えて首都圏における供給体制を整備」(同)と高評

価されている。
SANARI PATENT所見→会社四季報は太平洋セメントの総括見出しに

「連続最高益」と掲げているが、同社の今次報告は、顕在・伏在

する問題点について、セメント事業は、国内では諸資材の供給不

安や人手不足、米国では金利上昇(SANARI PATENT注:今秋実施の

見通しが有力)による景気下押しリスクを警戒しつつ、国内需要

の減少に備えた収益基盤の強化、海外物流ネットワークを活かす

トレーディング事業でプレゼンス向上、石灰石保有資源の最大限

活用、国家的プロジェクトへの総力対応、研究開発による次世代

事業の柱の構築を強調し、楽観を戒めた戦略を堅持していること

を評価する。
(訂正のご要求は sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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