2008年8月28日木曜日

METI Exhibits Sensibility Café on Sept.10, 2008

METI Exhibits Sensibility Café on Sept.10, 2008:KANSEIカフェを経済産業省が一般公開
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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  経済産業省(担当:製造産業局デザイン・人間生活システム政策室)が準備施行してきたKANSEIカフェを、来る9月10日に大妻女子大学で開催される「第三回KANSEIカフェ」をもって始めて一般公開に供する。
  「KANSEIカフェ」の「KANSEI」は、「Sensibility」とする方がグローバルに展開し易いとSANARI PATENTは考えるが、MANGAやOTAKUと同様に日本発の新たな価値であることを顕示したいということであれば、その方向を強力に推進すべきである。以下KANSEIカフェの内容(SANARI PATENT要約)を考察する。

1. 一般公開の開始
  経済産業省は、2008年6月に開設した市民講座KANSEIカフェを、本格始動する。KANSEIカフェとは、経済産業省が2007年5月に公表した「感性価値創造イニシアティブ」に基づく取組の一環で、「感性価値」という着眼点を多くの人々に知ってもらい、かつ参加者に自由に語りあってもらう場である。

2. 新たな価値創造
  経済産業省は、新たな価値創造のキーワードとして「感性」に着目している。作り手の感性を活かし、生活者の感性に訴えかけるモノやサービスを生み出すことが、新たな経済価値、すなわち、感性価値になると考える。
  そこで、この新たな着眼点を、ものづくりに携わる方々、生活者、学生などに広く知らせるため、デザイナー、ディレクター、大学教授など様々な分野の方々と「感性価値って一体何?」ということから気軽に話し合う対話型市民講座KANSEIカフェを開設した。

3.感性価値創造イニシアティ
感性価値創造イニシアティブは、高機能、信頼性、低価格を超える第四の価値軸を提案するものである。これまで日本経済には、成長のための一つの方程式として、「性能が良く、安全で信頼性が高いものを低価格で提供すれば必ず競争み勝てる、消費者に支持される」と信じ、弛まぬ技術開発・商品開発を続けることによって今日に至った。
  しかしながら、そうした従来の価値軸(性能、信頼性、価格)に基づくものづくりは、国際・国内の構造変化に伴って新しい局面を迎えている。わが国が引続き活力ある発展を遂げるためには従来の価値軸に加えて新しい価値創造のキーワードとして感性価値を加えることが必要である。

3. SANARI PATENT所見
  経済産業省の立論は、「感性価値はイノベーションと成長のドライバー」であること、すなわち、感性価値こそ需要を喚起し、感性価値は地域経済を活性化させ、また、グローバル時代だからこそ「日本的要素」が不可欠であるとの認識に立脚している。しかし、このことは今始まることではなく、アニメ・ゲーム・マンガ、日本食などの内閣知財戦略本部用語にいうコンテンツは勿論、自動車やケータイ機器のような工業製品のいずれも、単に特許権や著作権の塊ではなく、日本的感性価値が付加されてグローバル市場に進出していることは明白である。従来無意識に過ごしてきた感性価値を、この際明確に認識して強調するところに感性価値イニシアティブの意義があると、SANARI PATENTは評価する。
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Sensibility Café、KANSEIカフェ、感性価値、感性

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