2008年7月30日水曜日

COSEL Offers Ultra Smaii Size Ac-DC Power Supplies

COSEL Offers Ultra Smaii Size Ac-DC Power Supplies, DC-DC Converters of the State-of the-Art Technologies, Effective Noise Filters :二人起業からグローバル企業に
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
別サイト http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog  Secret Patent System etc, METI Releases Report on Business Secrets Policy(20080729記事)

 ものづくり優秀中小企業の事例を中小企業庁が毎年発表しているが、「現中小企業」を対象とするため、小規模企業からグローバルに独自製品を拡販して東証1部の企業に列した事例は対象外という、おかしな結果になっている。
 丁度、コーセル株式会社の事業報告(2007-5-21~2008-5-20)が届いたので、富山市に電器販売の個人企業として発足以来の知財開発ぶりを参考とする。

1.コーセルの現況
1-1 コーセルのWeb Siteトップページには、Select Your Languageとして、English、Chinese、Korean、German、Frenchが掲げらているが、全て国語版と完全に整合していることが、多くのわが国大企業の場合以上に優秀であると、SANARI PATENTは考える。従って例えば、Noise Filterを中国語で、というときに、「和躁声濾過器」という常用漢字表現がひとまず発見できる。汎用語としては、「可満足不同客戸的需求」が、カスタマイズ応需(「重点顧客における提案能力」を含む)の強みを示す。
1-2 今次報告では、「新商品であるノイズフィルタと組込電源の拡販に注力し、海外営業においては、引続き新規引き合い獲得の増加と新規ユーザーの開拓に注力してきた」と述べている。特に前年度に開設したインド、中国、スェーデンにおいて営業活動を活発化している。
1-3 本月に入って発表した「分散型電源システムの構成に最適なアルミベースモジュール」の新製品は、「並列運転や出力可変などの各種機能を搭載」するDC-DCコンバータである。「金属基板の使用により高電力密度・大電力出力を実現「、「広い出力電圧可変範囲により任意の出力電圧設定が可能」「過電流保護・過熱保護回路」「インバータ動作モニタ・過熱検知信号出力」「入力・出力双方側からリモートコントロール可能」「並列運転可能」「N+1冗長運転可能」と説明している。
2 SANARI PATENT所見
2-1 コーセルは、キムラ電器販売の個人店として発足し(1967)、これを発展的に解消してエルコー株式会社を設立(1696)、TOC導入等を経て、優良企業として中小企業表彰(1984)、トヨタ生産方式導入(1988)、社名をコーセルと変更しVI(視覚統合)を導入(1992)、東証1部上場(2000)と経過し、この間、アジア・欧州等の各地に事業所を開設している。
2-2 最近の特許公開状況を見ても、スイッチチング電源装置(低コストで遅れ時間が比較的大きなコンパレータを制御回路に使用しても、出力電圧安定性が高く、スイッチング周波数を高周波化することが可能となり、低コストのスイッチチング電源装置を提供する)(公開日2008-6-5)など、技術開発が活発である。
(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい
COSEL、コーセル、Noise Filter、DC-DC Converter、分散型電源システム

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